【母乳育児特集】母乳育児をはじめる前に(その2)

2017/05/16 18:20
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 出産したら自然に母乳が出てきて、赤ちゃんがゴクゴク飲んでくれるもの……と思っているママも多いかと思います。中にはそのようなママもいらっしゃいます。しかし、多くのママが思っていたのと違った……と感じているのではないでしょうか。

 そこで、今回は母乳育児がスムーズに進められるような準備についてお話ししていきたいと思います。

 

 

あなたのおっぱいはどのタイプ?

 妊婦健診で乳首のチェックをしている産院もあるかと思います。その際、助産師はママの乳首の状態が授乳に適しているかチェックして、お産後スムーズにおっぱいをあげられるよう指導をしています。

 また、お産後はママのおっぱいや乳首の形などによって、おっぱいを飲ませるときの姿勢を工夫し、指導しています。助産師がどのようなところをみているのか、お話ししたいと思います。

 

〇乳首のかたち

・突出した乳頭(※イラスト)

・扁平乳頭(※イラスト)

・陥没乳頭(※イラスト)

・乳頭が大きい(※イラスト)

・乳頸部が細い(※イラスト)

 

〇乳房のかたち

・Ⅰ型(※イラスト)

・Ⅱa型(※イラスト)

・Ⅱb型(※イラスト)

・Ⅲ型(※イラスト)

 

 

おっぱいのタイプに合った授乳方法は?

母乳育児をすすめるうえで大切なことのひとつに、ママと赤ちゃんに合った方法でおっぱいを飲ませることがあります。おっぱいを飲ませるときの姿勢はさまざまです。いろいろな方法を知っておくと、ママのおっぱいや赤ちゃんの状態に合わせて授乳することができますよ。

 

●横抱き(普通抱き、ゆりかご抱き)

 赤ちゃんをママの胸の高さで抱っこし、赤ちゃんとママのお腹を向かい合わせて密着させます。

 赤ちゃんの頭はママの肘や前腕のあたりに置き、その手で赤ちゃんのおしりか太ももを支えます。

 

 おっぱいだけでなく、ミルクを飲ませるときにもこの抱き方がおススメです。

 

 

 

●交差横抱き(交差ゆりかご抱き)

 飲ませる側のおっぱいと反対側の手のひらと腕で赤ちゃんの肩と背中を支え、指は赤ちゃんの耳の後ろに添えます。

 次に飲ませるおっぱい側の手でおっぱいを支えます。

 うまく吸いついたら、おっぱいを支える手を外し、赤ちゃんを抱っこして横抱きにさせることができます。

 

 赤ちゃんの頭がしっかり固定されているのでママのおっぱいを深くくわえさせることができます。

 ママが赤ちゃんにおっぱいをあげるのに慣れていない最初の頃や早産で生まれた赤ちゃん、筋緊張の弱い赤ちゃん、ルーティング反射(赤ちゃんの唇や頬に指や乳首などで触れると追いかけるように顔を動かして、口に含むような動き)や吸啜反射(赤ちゃんの口の中に指や乳首を入れるとそれを吸おうとする動き)が弱い赤ちゃんに適しています。

 

 

 

●脇抱き(クラッチ抱き、フットボール抱き)

 赤ちゃんの体をママの脇で支え、赤ちゃんの足がママの背中に来るようにします。ママの手のひらと腕で赤ちゃんの肩と背中を支え、指は赤ちゃんの耳の後ろに添えて頭を支えます。(このとき、赤ちゃんやママの腕を支えるためにクッションや枕などが必要になります。)飲ませる側のおっぱいと反対側の手でおっぱいを支えます。

 

 帝王切開術後、おっぱいが大きいママ、早産で生まれた赤ちゃん、おっぱいの吸い方が弱い赤ちゃんに試してみるとよいでしょう。

 

 

 

●添え乳(寝た姿勢での授乳、添い寝授乳)

 

 ママが横に寝た姿勢で赤ちゃんをママの胸の高さで寝かせ、赤ちゃんとママのお腹を向かい合わせて密着させます。

 この姿勢は帝王切開術後や夜間、ママの体調がすぐれないとき、ママの安静が必要なときなど、休みながらおっぱいをあげることができます。

 

 

 

●立て抱き(またがり座り抱き)

 赤ちゃんをママの太ももにまたがって座らせ、赤ちゃんの口が乳首の高さにくるようにします。ママのからだや赤ちゃんの頭が前かがみになりすぎないよう気をつけましょう。

 

 ママのおっぱいを深く含めないときや小さめの赤ちゃんに合った方法です。

 

 

赤ちゃんがなるべく吸いやすい乳首にしておきましょう

 ママの乳首が硬いと、赤ちゃんがおっぱいを吸うときにパワーが必要になります。ですので、なるべく赤ちゃんが吸いやすいように乳首をやわらかくしておくとよいでしょう。また、赤ちゃんはママの乳輪くらいまでおっぱいを深く含まないと母乳が飲みとれません。乳首だけでなく乳輪もやわらかくしておきましょう。

 

●どうしたら乳首や乳輪がやわらかくなるの?

乳首や乳輪をやわらかくするためには、乳頭マッサージをおこないます。妊娠中、乳首を刺激することでお腹が張ってしまうことがあるので注意が必要です。乳頭マッサージをはじめるときは、医師や助産師に相談してからはじめると安心ですね。

 

目指す乳頭のやわらかさは、唇から耳たぶくらいのやわらかさです。なかなかやわらかくならない……と焦る必要はありませんよ。少しずつでかまいません。

 

乳頭マッサージは妊娠中だけでなく、赤ちゃんにおっぱいを飲ませる前にもおこなうとよいですよ。

 

●そのほかのおっぱいのケア

妊娠すると、バストサイズが大きくなります。ブラジャーはサイズの合ったものを選びつけるようにしましょう。

 

また、妊娠中から母乳が出るというママもいらっしゃいます。そのようなとき、おっぱいを搾る必要はありません。汚れを取り除くだけでよいですよ。お風呂に入ったなど、せっけんやクリームなどですべりをよくしてから、指先でやさしく汚れを取り除いてくださいね。

 

 

まとめ

 今回は、おっぱいの形に着目してお話ししてきましたが、ママのおっぱいのかたちなんて気にせずにおっぱいを飲んでくれる赤ちゃんもいれば、飲みやすそうにみえるおっぱいでも、なかなかその気になってくれない赤ちゃんもいます。「少しでも」赤ちゃんが吸いやすいおっぱいにするために、ママの体調に合わせて準備していきましょう。

 

 

◆母乳育児に関するQ&A

 

 

◆授乳の体験談

産院で最初に授乳した際、口をパクパクするだけで、うまく吸いつけないことが多かったのですが、初めて上手に吸い付いてくれた時の“きゅい~ん”とした鈍い痛み、“お!、吸ってる、吸ってる!”と感じられた瞬間は、とても嬉しく、幸せな瞬間でした。

あっちママ さん

母乳は少し出ていたのですが、赤ちゃんが上手く飲めず、毎晩ナースセンターで看護師さんに指導されながら飲ませていました。うまく飲めない子は、搾乳してスプーンで飲ませるといいといわれました。哺乳瓶だと楽に飲めてしまうので、哺乳瓶に慣れるとおっぱいが上手に吸えないらしいんです。スプーンだと、舌の動きが練習になるらしくて、授乳の後は必ずスプーンで飲ませていました。
3日目くらいからおっぱいがパンパンに張ってくるのに赤ちゃんは飲んでくれず、退院までに赤ちゃんの体重がすごく減って落ち込みました。。。。。
その後も1ヶ月頑張って、ようやく出産時の体重に戻り、赤ちゃんも上手に飲んでくれるようになりました。最初の一ヶ月を乗り切れば、大丈夫!でも2人目のとき、「きっと二人目だから大丈夫さ」と思っていたら、全く同じ状況になり、これまた一ヶ月必死に頑張り、二人とも無事に母乳だけで育てました☆

すなふきん さん

産んですぐ分娩室で初乳をしました。初めてでなんだか変な感じがしました。赤ちゃんが一生懸命飲んでくれている姿を見て、すごく可愛いと思いました。しかし、授乳というものが今後痛かったり、つらかったりしていきましたが・・日々看護婦さんにみてもらいながら頑張りました。2カ月くらいしてようやくペースがつかめてきました。それまでは、不安になったり心配になったりすることが多かったです。

そばかす さん


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