王産婦人科(鹿児島県鹿屋市)院長インタビュー

気持ちのいい産婦人科

王産婦人科の外観

王産婦人科の入り口を入ると、「こんにちは!」と南国の陽射しのような明るい笑顔で受付のスタッフの方があいさつしてくださいました。クリニックのスタッフの方とすれ違うたび、みなさんから元気なあいさつをしていただき、とても晴れやかな気分になりました。

王谷英仁先生が院長になられた当初は、職員の教育という面には不慣れで苦労も多かったということです。ですが、現在では毎月定例の院内ミーティングの時間を持ち、スタッフの誕生月にはスタッフ側に話す時間を持たせることでコミュニケーションの強化をするなど、工夫されているとのことでした。

お母さん思いのきめ細かい配慮

院内プレイルームと院内託児所「イエローハウス キンダーガーデン」

そして出産時に入院するお部屋も、窓が大きく自然光がたくさん差し込み、とても過ごしやすい環境が整えられています。お部屋は、洋室だけでなく和室もあり、そのバリエーションも患者さんたちによろこばれているとのことでした。

そのようなお部屋で安心して産後のサポートを受けることができるとのことで、お母さん思いのきめ細かい配慮が感じられました。

産後に入院するお部屋はさまざまなタイプがあります
落ち着いた雰囲気の和室

王谷院長の思い

王産婦人科では、病院の設備面でもさまざまな配慮がなされていますが、診療面でも「患者さんにわかりやすい言葉で説明する」「時間をかけてじっくりていねいに説明する」という2つのことを常に意識しているとのことでした。

安全な医療を提供するだけではなく、患者さんの小さな不安も見逃さず対応できるような体制があるというのは患者さんにとっても安心ですね。

王谷院長の趣味

患者さんとの時間を大切にしている王谷院長は、クリニックを離れずにできる趣味をということで、「陶芸」をしているとのこと。クリニックの2階あるラウンジには、とても完成度が高い素敵な作品が展示してありました。

実際患者さんに提供する食事の器にも作品が使われているということで、ほかのクリニックではできない「王産婦人科ならではのサービス」もユニークだと思いました。

ラウンジには王谷院長の陶芸作品がならんでいます
完成度の高い素敵な作品ばかりです

王産婦人科自慢の食事

王谷院長は「特別なことは何もしていない」とお話しされていましたが、入院中の患者さんに提供している食事についても相当力を入れられています。

王産婦人科では、和食を専門に本格的に修行したシェフが常勤しており、かつ、管理栄養士によってしっかりと栄養管理もされている食事が提供されています。専門家によって仕上げられた料理が、院長により作られた器で提供される食事の時間は、患者さんの笑顔が絶えない空間となっていました。

また、患者さんから食事のレシピを聞かれることが多く、レシピを提供しているとのこと。また病室で利用できるベビーパッド(タブレットPC)では、栄養素別にレシピを見ることもできるそうです。

取材日のお祝い膳とレストランでの食事風景

仕事への誇り

王谷院長同様、鹿児島県出身で福岡大学をご卒業された大久保将礼副院長にもお話を聞かせていただきました。

大久保副院長もとてもソフトな人あたりで、王谷院長の思いの浸透が感じられました。また、大久保副院長が産婦人科医を目指されたときのお話を聞くこともでき、「新しい生命の誕生に立ち会えるよろこびをその時から今も実感している」と、満面の笑みでお話される姿がとても印象的でした。そして最後に「これからの大隅半島の産科医療に精一杯貢献できればと思います」と熱い思いを語ってくださいました。

大久保将礼副院長

今後の王産婦人科が向かうところ

王産婦人科では、毎年450人の赤ちゃんが生まれており、分娩以外にも一般婦人科や不妊治療まで対応している王谷院長と大久保副院長。分娩予約も半年先まで常に埋まっている状況で、毎日があっという間に慌ただしく過ぎていく中、これから先の出産を取り巻く環境についてもとても真剣にお話しいただきました。

しっかりと時代にあった対応をして患者さんの不安をなくし、安全なお産にすることをいちばんに考えている王谷院長と大久保副院長、お二人の思いがひしひしと伝わりました。

最後に、王谷院長から患者さんへのメッセージとして、「他県と比較して無料券の発行も多い鹿児島県。安心・安全なお産のため、しっかりと活用して妊婦健診を受けて欲しい」というお言葉をいただきました。

王産婦人科は王谷院長をはじめとするスタッフ全員が、患者さんの安全と健康を第一に考えている、ハートフルで明るいクリニックでした。

ベビーカレンダー編集部


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