モンテッソーリ教育とは?教育内容や特徴は?いつごろ、どこで受けられる?

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モンテッソーリ教育イメージ

 

モンテッソーリ教育は、子どもの自発性や目的意識を高め、子どもの自由な意思や行動を尊重しています。そのなかでも、ルールやマナーを守ることや協調性を持つことも重要とされており、世界中でモンテッソーリ教育は支持されています。ここでは、モンテッソーリ教育の内容や特徴を解説します。

 

 

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ(Maria Montessori 1870-1952)はイタリアの女性教育改革者です。代表的な著書に「モンテッソーリ・メソッド」があります。モンテッソーリ法と呼ばれる独自の教育システムは、イタリアで発展の後アメリカに最初の学校が設立されました。

 

■モンテッソーリ教育の目的
モンテッソーリ教育は、モンテッソーリ法とよばれる独自の教育システムを基に生み出されました。モンテッソーリ教育は、自発性を発達させ、目的を持つことで自立を促す事を目的としています。最初は障害児を対象にしていましたが、健常児や就学前の子どもも含めて全てモンテッソーリ教育が適用されていきます。

 

■モンテッソーリ教育と子どもの家
モンテッソーリ教育において重要なキーワードとなるのは「子どもの家」です。子どもの家とはモンテッソーリ教育を基礎として、ローマの貧困地域に作られた保育施設です。

モンテッソーリは障害児だけではなくどんな子どもにも当てはまると考え、ローマの貧民街に保育施設を作ります。その後、「子どもの家」という言葉は、モンテッソーリ教育を行う施設全体を指す言葉となります。

 

 

モンテッソーリ教育の内容

モンテッソーリ教育の内容には、一応プログラムは決まっています。しかしこれは一応であり、子どもの自主性や自発性が一番重要視されます。そのためプログラムに全て従う必要はありません。

 

■行動や意志の自由化
自由であることとルールを守らないということは異なります。子どもの成長発達のために、子どもの意志におうじて行動を自由にさせます。しかしその自由化というのは、保護者や教師といった大人が子どもの気持ちや要求をしっかりと察する事が出来なければいけません。

■感覚と知覚の訓練
この訓練は異なる色・形・素材などを組み合わせた教材を使用します。そこで子どもの五感を育むことで、選択すること、認識すること、知覚することを学んでいきます。ここで使う教材も子どもが自由に選ぶことができるようにします。

■協調性の発達
モンテッソーリ教育では、ゲームや運動などを通じてルールを守ること、協調性が発達していくことも重要としています。自由であっても、責任感や他人への思いやりも同時に持ち合わせる人間を育てることが理念とされています。

 

 

モンテッソーリ教育の特徴

モンテッソーリ教育には、様々な独自の特徴があります。ここでは、環境や教師の存在、教育分野の特徴を解説します。

 

■整えられた環境
モンテッソーリ教育において、子どもが発達し保育する環境はとても重要となります。その環境は4つの要素を満たすことで「整えられた環境」となります。

1.子どもが自分で自由に教具を選べる環境構成。
2.
やってみたいなと思わせる、おもしろそうな教具。
3.社会性・協調性を促すための、3歳の幅を持つ異年齢混合クラス編成。
4.子どもそれぞれの発達段階に適した環境を整備し、子どもの自己形成を援助する教師。

 

■教師の存在
モンテッソーリ教育において、教師とは子どもに知識を教え込むという立場ではありません。子どもの学習や成長を「援助」するという立場です。環境を整備し、教材を充実させ、子どもの様子を観察することが重要となります。

 

■モンテッソーリ教育における5つの分野
・日常生活の練習
大人や周りの人の日常生活を模倣する、真似をすることで日常生活の練習をしていきます。さらにルールやマナー、行動や動作も学んでいきます。
・感覚教育
なぜ?どうして?といった疑問を持つこと、教材などを使い五感を鍛えることで、感覚や知覚を発達させていきます。
・言語教育
読む、書く、話すを通じて言語や語彙を獲得していきます。最終的なゴールは、文法や文章を書く事としています。
・算数教育
数字や公式を覚えるだけではなく、具体的な物や教材を用いて数の概念を学んでいきます。具体的なものを利用して算数を体感させ、抽象的な概念へとつなげていきます。
・文化教育
文化とは、地理・歴史・音楽・美術・生物など全てを指します。文化を学習していくことで、知的好奇心や興味関心をより一層培うことができます。

 

 

モンテッソーリ教育はいつ・どこで受けられる

モンテッソーリ教育は2、3歳から就学児前を対象としています。2、3歳になると知性や感性が発達していくためです。しかし、保育施設によっては0歳児からモンテッソーリ教育を行っている場所もあるため、園の方針や教育理念を事前に確認してみましょう。

 

また、モンテッソーリ教育を実践している幼児教育施設があります。さらには、モンテッソーリ教育を教育理念としている保育園や幼稚園も存在しています。実はモンテッソーリ教育は、世界中で数多く指示されているため、保育施設は多く存在します。

 

その他、モンテッソーリ教育の入門講座が開講されていたり、一般の方でも受講することができます。そのため、子どもにモンテッソーリ教育をしたいと思っている保護者の方にもおすすめです。

 

 

まとめ

モンテッソーリ教育という言葉を聞くと、とても特殊な教育というイメージがあります。しかし教育の目的や内容を具体的に見てみると、日常生活の中で簡単に取り入れることができるものもあります。モンテッソーリ教育を子どもに受けさせたいと思っている方は、一度モンテッソーリ教育専門の保育施設を検討してみることをオススメします。

 

参考:モンテッソーリ教育について | 公益財団法人 日本モンテッソーリ教育綜合研究所<http://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/>

 


監修者:看護師 しらいし ゆみか

総合病院附属看護専門学校卒業後、総合病院小児科、保育園看護師として勤務、現在はフリーランスとして看護師として働きながら看護系の記事執筆・監修を行っている。

 

 

 

 

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2018/03/29


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