小さなお子さんが、はじめてママと離れて過ごす幼稚園や保育園。どんな園がわが子に合っているのか、どうやって選んだらいいのか、不安に思っているママも多いのでは? 入園は、お子さんにとって新しい世界が広がるはじめの一歩。親子で楽しみながら、納得のいく園選びをしましょう。
幼稚園?保育園?特徴いろいろ就学前施設
就学前施設といえば、思い浮かぶのは幼稚園と保育園。一般的に、保育時間が短く教育的要素の強いのが幼稚園、保育時間が長いのが保育園というイメージが強いですね。
少しかたい話をすると、幼稚園は文部科学省の管轄で学校教育法のもと教育を行う「学校」、保育園は厚生労働省の管轄で児童福祉法のもと保護者の労働・病気などで日中家庭で保育できない就学前の子どもを対象に保育を行う「児童施設」と定められています。
ただ最近は、延長保育がある幼稚園や教育プログラムの充実した保育園が増え、幼稚園と保育園との垣根が低くなっています。また昨年から議論されている「こども園構想」では、2013年度から10年かけて保育所と幼稚園を廃止し「こども園」に統合するという方針が示されていましたが、施設や保護者の反発を受け、今年1月には保育所と幼稚園の一部存続を認めるというように修正されました。このような動きがある背景には、教育も長時間保育も行う一元化施設を求めるニーズの多様化、待機児童の増加などがありそうです。
現在、幼稚園と保育園の一元化施設には、平成18年10月に制度がスタートした「認定こども園」のほか、公立のこども園・幼保園がある地域もあります。まずはいろいろある就学前の施設について知っておきましょう。
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