保険の見直し

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<現在ご加入の内容>

 

●ご主人の死亡保障はどれくらいでいい?

まず、ご主人にはどのくらいの保障が必要かをみてみましょう。ご主人は、会社員なので、万一の際は、奥様とお子様は、遺族基礎年金と遺族厚生年金が受取れます。<図参照>
 

 

お子様が高校卒業されるまでは、基礎年金として、お子様の人数に応じて、年間100万円強。それと報酬に応じた遺族厚生年金が妻に一生支払われますので、お子様お1人で専業主婦の場合は、ご主人に万一のことがあっても、民間の保険に加入していない状態でも月12万円程度の遺族年金が受取れるといえます。
 

 奥様はそのうち働きたいとおっしゃっているので、お子様が自立するまでの当面の保障を考えると、遺族年金以外に必要な生活費は毎月12~15万円程度を目安にできるでしょう。小さいお子様がいるので、15万×12ヶ月×20年間=3600万円程度と考えられます。
 

ただ、現在は預貯金も多くあり、来年住宅を購入予定で住宅ローンに団体信用生命保険がつくことを考えると、3000万円程度を目安にするとよいでしょう(もう一人お子さんが生まれた場合には、プラス1000万円程度の追加保障を上乗せしてください)。

 

 

●ご主人の死亡保障のために加入している保険の問題点は?

さて、ご主人は現在、「定期保険特約付き終身保険」に加入されており、以下の図のような保障内容です。

 

 

問題点

・一生涯の死亡保障100万円以外は、10年ごとに更新されてしまうので、37歳には、保険料があがってしまうことです(今の約1.5倍ほどにあがってしまうでしょう)。更新をやめると、一生涯の保障100万円しか残りません。入院保障も10年ごとの更新でそのたびに保険料アップとなります。
ご主人の死亡保障の額ももう少し多くしたほうが確かに安心でしょう。
 

解決策

1.    ご家族の生活費・養育費分を毎月受取れる掛け捨ての死亡保障をまず準備
例えば、保障期間を20年とし、万一の際には、残り期間にわたり毎月13万円分をご家族が受取れるという収入保障保険を選んだ場合、30歳男性で保険料は毎月約32100円になります(※)。これで、今現在は3000万円以上(13万円×12月×20年分)の死亡保障を確保できます。以後、残り期間に応じて受取れるので、子どもの成長などに応じて、死亡保障額が減っていく内容で、非常にリーズナブルな負担で加入できるといえます。
※今回シミュレーションは「ソニー生命」家族収入保険にて行いました。イメージとしては民間版の遺族年金のような商品です。

 

2.    ご主人の医療保障も一生涯の終身医療保険を単品で加入
例えば、会社員なので、入院1日あたり5000円コースで、一生保険料を払い込む終身医療保険では、約1900円程度の毎月保険料。この掛け金は更新などで変わることはないので、ひとまず、長期的に最低限の医療保障を1本ゲットできると安心です(※)。
※今回シミュレーションは「アメリカンファミリー」EVERにて行いました。

 

3.    現在の保険は払い済みへ変更し
ご主人の死亡保障や医療保障が新規に確保できたら、現在の保険は払い済みへ変更する方法が効果的でしょう。
「払い済みへ変更」とは、保険料の払込をストップし、解約返戻金相当額をそのまま運用してもらい、主契約部分だけを残す方法です。(ここでは一生涯の死亡保障である終身保険部分の保障額は、再計算されますが、今までの払込分をできるだけ無駄にせずに、生かせる方法です)

 

4.    奥様の養老保険も貯蓄性が低く、払い済みへ変更を
奥様の生存給付金付き養老保険は、払込総額272万円に対して、受取は260万円。貯蓄目的で加入していたとしたら、見直しが必要です。医療保障も15年間で切れてしまいますので、ご主人と同様、終身医療保険に1本加入して、払い済み保険へ変更を。それによって、保険料は負担はゼロになり、満期時には、今まで簡易保険に積み立てられていた分をもとに保険金を受取れます。

     
 Q 「払い込済み」の仕組みとメリットを教えてください
 A 簡単にご説明すると、「保険料金の支払いはストップ」するが「解約」はしない、というのが「払い込済み」です。それまで加入していた保険を解約した場合は、ずっと支払っていた金額全額が戻ってくるわけではなく、経費分や「解約ペナルティー」分も差し引かれて、解約時の返戻金が元本を割る可能性が高いといえます。
しかし、「払い込済みへの変更」とする場合は、その解約返戻金相当額を、そのまま生命保険会社にストックしてもらって運用をしてもらう、というかたちとなるため、現状では少しずつでも、年々増えていく形となります。しかも、保障内容はその時点の解約返戻金相当額積み立て金額によって計算されるため少ないものの、解約ではないので「保障」も継続します。
さらにいつでも「払い込済み→解約」にはできるので、家計が苦しくなった場合に解約すれば現金にもなります。運用によって少しずつでも増えていく、という点がありますから、とにかく解約は先延ばししたほうが、“損”を小さくするメリットがある、ということです。

 

5.    現在加入されている個人年金保険は、“バブル期”の運用利率の優秀な保険。現状を維持して、どうしても家計が厳しくなったときに、払い済みへ変更を
 人生のお金の優先順位は、老後のことよりも、まず、教育費やマイホームが先になるでしょう。なので、ボーナスなどでも補てんできなくなったら、いつでも払い済みへ変更できます。それによって、保険料負担はゼロになり、満期時には、今まで保険会社内に積み立てられていた分をもとに保険金を受取れます。

 

(監修/吹田 朝子先生

 

 

2015/07/07


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