両親ともに働いているご家庭では、毎日の送迎の負担は軽いにこしたことはないでしょうから、園選びの優先順位はなんといっても自宅や勤務先に近いことではないでしょうか。しかし、待機児童の問題もあり、ここと思った園に入園できない場合もあるでしょう。そんな保護者の強い味方が、送迎保育ステーション事業です。
送迎保育ステーションの仕組み
千葉県内で唯一事業化している流山市の取り組みをご紹介しましょう。
つくばエクスプレスの「流山おおたかの森駅」と、つくばエクスプレス・JR武蔵野線の「南流山駅」に送迎保育ステーションがあります。
朝、保護者が通勤途中に連れてきた子どもを送迎ステーションからバスでそれぞれの保育所に送迎します(ただし、バスを利用できる園児は安全性の確保等から概ね2歳以上)。夕方、保護者は帰宅時に送迎ステーションに迎えに行きます。午後10時まで延長保育も行っています。
千葉県流山市の「送迎保育ステーション」
流山市では市内の全17保育所がこの事業の対象になっていて、約220人が登録し、毎日平均70人が利用しています。以前は空きのあった郊外の保育所も事業開始後はすべて定員を満たすようになり、待機児童の解消にも一役買っているそうです。
こうした事業が他の自治体にも広がれば、子どもがいても安心して働けるようになりますね。
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