中耳炎による鼓膜切開は繰り返しても大丈夫?

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育児のQ&A

中耳炎による鼓膜切開は繰り返しても大丈夫?

7歳の長男の鼻水・鼻づまりが長引いており、耳の聞こえの悪さも気になってきたため、耳鼻科を受診しました。すると、「アレルギー性鼻炎」「副鼻腔炎」「滲出性中耳炎」と診断されました。「聞こえの悪さは老人なみ」ということで、鼓膜がほとんど振動していないそうです。
いただいた説明書に、「アデノイド肥大だと、滲出性中耳炎になりやすい」と書いてあり、息子の状態を尋ねると「典型的なアデノイド肥大の顔つきだ」と言われました。アデノイド肥大とは、具体的にはどのような状態なのでしょうか? またその場合、何か心配なこと、気をつけなければならないことはあるのでしょうか?

 

のどにあるリンパ組織を「扁桃」といい、口蓋扁桃、咽頭扁桃、舌扁桃、耳管扁桃があります。このなかで、通常私たちが扁桃と呼んでいるのは、口蓋扁桃のことです。咽頭扁桃は、鼻の奥からのどの上部にかかる部位にあり、これを「アデノイド」といいます。これが通常よりも大きいと、「アデノイド肥大」といいます。
このアデノイド肥大があると、鼻からの空気の通り道を塞ぐ形になるため、口呼吸になり、口を開けていびきもかくようになります。そして、「アデノイド顔貌」という口をポカンとあけたような特徴的な顔つきになり、また滲出製中耳炎の原因にもなります。いびきがひどかったり、睡眠中に無呼吸になるようなら、アデノイド切除の手術が勧められます。
滲出性中耳炎は、内服薬で症状が改善しない場合、鼓膜を切開したり、チューブを鼓膜に置いて、浸出液が中耳に溜まらないようにします。また、滲出性中耳炎になると、アレルギー性鼻炎の合併率が高くなります。
アレルギー性鼻炎では、耳と鼻の奥をつなぐ耳管にも炎症が起こり、耳管の機能不全から中耳炎になる可能性が考えられます。ご質問の方のような症状の場合、治るまでには時間がかかる可能性が高いです。根気よく治療を続けましょう。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール


三石知左子(みついしちさこ)先生

東京女子医科大学母子総合医療センター講師などを経て、葛飾赤十字産院院長。

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