小学生なのに毎日おもらしします

小学生なのに毎日おもらしします

息子が3ヶ月半の頃に夫が海外転勤となり、一家でアメリカに住んでいます。現在、息子は小学校1年生(6歳)で、昨年1月に長女が生まれました。その息子が、数ヶ月前からほぼ毎日のように、おしっこをちびってパンツを濡らすようになりました。病院でも相談したところ、「心配する必要はない。いずれ治るし、この年ではそういう子はたくさんいる」ということでした。
昼間のオムツは3歳には取れましたが、今も夜用オムツは使用していて、毎日その中におしっこをしています。長女が生まれたことによって、私たち両親、および周りの接し方が変化したことがストレスになっているのかな、とも思います。
現在は「おもらしをしたら、その翌日はテレビは見ない」というルールにしています(テレビを見るのが好きなので)。でも、しばらく続けた今でも改善する兆候がないので、このままやり続けても効果があるのかどうか、考えるようになりました。罰を与えるよりも、たとえば漏れなかった日にごぼうびを与える、というやり方にした方がよいだろうか、などと考えてしまいます。
このような場合の改善方法について、アドバイスいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

専門家の回答

息子さんのおもらしは、精神的な原因と身体発達上の原因の両面が考えられます。
精神的な原因には、妹さんの出生が絡んでいるでしょう。妹の表情も動きも豊かになり、かわいらしさが一層増して、誰からも注目されるようになってきた頃に、おもらしが始まってきたのではないでしょうか。
息子さんには、はっきりとした赤ちゃん返りはありましたか? もし、それがなく、「おりこうさん」で手がかからなかったなら、まさに今「僕もここにいるよ! 妹のようにすれば、かわいがってくれるの!?」と無意識に要求しているのかもしれません。
次に、身体的な発達の問題です。昼間のオムツが3歳近くに取れたことも考え合わせますと、膀胱の発達がゆっくりで、まだ夜のオムツが必要な時期なのかもしれません。また、日頃よく水分をとっていませんか? 寝る1時間前には、控えるようにしましょう。
夜尿の改善については、8歳過ぎまでは、自然な膀胱の発達を待つのが最善です。8歳過ぎても夜尿が続くようでしたら、泌尿器科か小児科で相談してください。日本には、夜尿専門の医師がいますが、アメリカにもいるのではないでしょうか? 必要に応じて、薬が処方される場合もあります。
おもらしに関しては、精神的、身体的な理由に関わらず、叱ったり褒めたりしないことです。昼間のおもらしは、濡れたらすぐに衣服を水の入ったバケツ(予め用意しておきましょう)に入れ、着替えるように言ってあげましょう。濡れたままにせず、乾いた服にすぐに取り換えるように促すことです。
ただし、親は命令したり、嫌な顔をしてはいけません。黙って洗ってください。それでもイライラしたり心配が募るようでしたら、カウンセリングを受けることをおすすめします。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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