言っても聞かず落ち着きがありません
長男(小学2年生)、長女(年長)、次女(2歳)の3人の子どもを育てています。長男のことで相談します。
長男は、私が怒るとその行動をやめませんし、学校でも家でも落ち着きがなく、人の話をまったく聞きません。友達にちょっかいを出しては怒られ、嘘をついたりします。整理整頓もできていません。「(何かを)いる?」と聞くと、最初に必ず「いらない」といい、あとから「やっぱりいる」と言ったりして、とても面倒くさいです。何においても気が散って、きちんと終わらせることができません。
学校の面談で、「問題児なので、もっと長男を見てあげて」「子どもの目線で」などと言われましたが、最初は優しく注意をするのですが、優しく言っている間は絶対に聞いてくれません。怒鳴ってやっと聞いてくれる、という感じです。友達の前では、もっと調子に乗ってひどい状態です。
何を言っても聞かないし、長男を見ていると疲れるので、放っておきたいのですが、担任の先生が宿題の提出をうるさく要求するので、それだけは怒りながらやらせている、という状態です。自分の子どもなのに、どのように育てればいいのか分かりません。
お母さんと息子さんの気持ちが、ずれているようですね。小学校2年生になると「第2自立期」(前思春期)に入り始めるため、自我がさらにしっかりと形成されていきます。そのため、まるで1歳半~3歳頃(第1自立期)の子のように、大人に対して自分の思いを貫こうとします。言葉も達者になっていますので、口答えも多くなり、大人の言動も厳しく眺めるようになります。
自分の出生や育ちに関しても、「本当はどうなんだろう?」と疑問を持つようになります。しかし、物事の本質や社会のルールをすべて理解しているわけではないので、不安になるのです。
お母さんが妹たちだけに注目していると、息子さんは寂しさや不安を感じてイライラし、余計お母さんに反発してしまうのでしょう。日曜日に、2人だけでどこかに行くような計画をしてみてはどうでしょうか? とにかく、母子が仲良くなることが先決です。オセロなどのゲームをやって、負けてあげるのもいいかもしれません。息子さんは、お母さんを求めているのだと思いますよ。