緊張すると具合が悪くなります
この4月から小学生になった7歳の長女と、5ヶ月の次女がいます。長女は、性格が明るくおしゃべりで、誰とでも仲良くなりますが、一匹狼なところもある子です。ところが、緊張する場面では具合が悪くなりやすく、毎日家を出るときにも、「具合が悪くなったらどうしよう」と口癖のように言います。私は、「もしそうなっても、恥ずかしくないよ。大人の人に言えば大丈夫だからね」と言っています。
長女は、幼稚園で演劇を見に行ったときに熱を出し、それ以来、「外では具合が悪くなることがあるから」と心配するようになりました。つい最近の習い事のダンスの発表会でも具合が悪くなり、途中で舞台を降板してしまいました。
実は、母親である私が2年前に軽いパニック障害になりました。公共の乗り物にも乗れますし、1年で完治する程度でしたが、娘も同じようにパニック障害の症状ではないかと心配です。妹のことはかわいいようで、赤ちゃん返りとは違う気がします。長女には、どのように声をかけたらいいのでしょうか?
5月の連休が終わった今、どんな生活になっていますか? 幼稚園から小学校に生活に変わるとほとんどの子が緊張し、この時期に疲れが出ます。また、心では「お母さんに甘えたい」と思っているのに、5ヶ月の妹がいるため、「お母さんは私だけのお母さんじゃない」と自分に言い聞かせ、頑張っているのだと思います。そのため、緊張する場面でも「自分で何とかしなければ」と頑張ってしまい、お母さんに抱っこを求めて甘えたり、ダダをこねたりすることができないのではないでしょうか?
娘さんは、お母さんと同じパニック障害を発症したわけではないでしょう。むしろお母さんの「パニック障害ではないか」という心配が伝わり、不安になったときに似たような症状が出てしまうのではないかと思います。
親はあなただけではありません。たまの休日には、家事と下の娘さんの世話を夫にお任せし、ママと2人だけで公園や遊園地で、思い切り遊ぶことをお勧めします。または、娘さんとパパの2人きりで、のんびりお出かけしてもらってもいいですね。鬼ごっこなどで走り回るだけでも、子どもは素直な心を取り戻し、「頑張らなければ」という気負いや「どうしよう」という不安はなくなっていくと思います。