義父母の優しい気遣いが重くてたまりません

義父母の優しい気遣いが重くてたまりません

1年半前から、義父母と敷地内同居をしています。現在、義父母は定年退職し、毎日家にいます。私と夫は共働きで、子どもたち3人は保育園へ通っています。
義父母はとても良い人柄で、子ども達をよくかわいがり、私たちの生活に少しでも協力できればと思っているようです。洗濯物も干してくれますし、仕事から帰ってくると夕食が準備されています。また、食事の支度が整うまで、子ども達を義父母の家で面倒見てくれます。食事がすめば、お風呂にも入れてくれます。子ども達は、大好きなおじいちゃんおばあちゃんが近くにいる生活を、とても喜んでいます。
夫は自分の実家なので、特に疑問もなく普通に過ごしています。でも私は、自分の役割や居場所が分からず、「家へ帰りたくない」「家にいたくない」と思う日々が続いています。
引越ししてきた当初は、次女が生まれたばかりでしたし、その後は「妊娠でホルモンバランスが崩れているからかな」などと思っていました。しかし、そうではありません。義母の私に対する優しい気遣いが、とてもうっとうしいのです。私には「おせっかい」でしかないのです。
こんな風に思う自分も、嫌でたまりません。少しでも感謝の気持ちが湧いてくればと思うのですが、頭と心はバラバラです。
義母は71歳ですし、私たちに何かしたい、今しかできないという気持ちは、よく理解できます。でも、私の心はそれを受け入れられないのです。私に、もう義母と仲良くなりたい気持ちがないため、私から話しかけることはほとんどありません。用事やお願いごとは、夫から話してもらっています。
そんな私に、義母はまた何も言いません。気づいているのかどうかも分かりません。こんな態度でいいはずない、今の状況を続けられるわけもない、ということも理解しています。
とはいえ、先を考え、今を改善することは私には苦痛でしかありません。だからといって、この思いのままで生活をするのも精神的に不安定です。とても自宅ではリラックスできませんし、頭の中では「同居をやめたい」ということだけを考えてしまいます。
このままでは、私達の生活にまで支障をきたし、夫に迷惑をかけるだけだと思います。落ち込んだときには、家事・育児がほとんど手につかず、夫に任せてしまいます。それでまた自己嫌悪に陥り、悪循環です。
「心」と「体」のバランスをとるために、私はどんな心がけをし、生活していけばいいのでしょうか? 夫以外に相談相手がなく、また夫の両親のことなので、相談するにも言葉を選び、気持ちを抑えてしまいます。素直に話をしたくても限界があり、どうしていいか分かりません。

専門家の回答

敷地内別居ということは、義父母の土地に、ご夫婦の新居を新築されたのでしょうか? だとしたら、引っ越しはなかなか難しいという事情があるかもしれませんね。
そんなに追い込まれているのなら、一度勇気を持って、素直な気持ちをお姑さんに伝えてみてはどうでしょうか? 71歳の義母はきっとまだまだ元気で、体が自然に動き、家事と育児に追われるあなたの役に立ちたいのでしょう。その気遣いはありがたくても、毎日のように世話を焼かれると、あなたにはとても心苦しいのですよね。そうした素直な気持ちを伝えることはできませんか?
自分の気持ちを伝えないと、相手はどうしていいのか分からないものです。まずは夫に正直な気持ちを話し、夫に間に立ってもらって、義父母に気持ちを話してはどうでしょう。同じ敷地内に暮らす親子であっても、世帯は別。それぞれの暮らしに踏み入らないことも、長くいい関係を保つ秘訣です。ぜひ、勇気を持って話をしてみてください。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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