心身が不安定なせいか、母乳が出なくなってしまいました

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妊娠・出産のQ&A

心身が不安定なせいか、母乳が出なくなってしまいました

生後18日目の男児を育てています。初めての出産です。入院中は母乳がまったく出なかったのですが、退院日(産後4日目)の朝にやっと胸が張るようになりました。胸が張りすぎて母乳を吸いにくいだろうとのことで、毎回、左右の乳房から10分ずつ搾乳した後、直に10分ずつ授乳。その後、搾乳した母乳を与え、調乳した育児用ミルクを20ml飲ませる、という方法をとるように指導を受けました。

息子はまだ乳首をうまく吸うことがうまくできず、授乳中に寝てしまうので、なんとか起こしつつ10分間の授乳をクリアしています。生後2週間健診の3日前からは、毎回左の乳房から20〜30ml、右の乳房から30〜50mlほど搾乳できるようになりました。しかし、2週間健診で乳房の状態を助産師さんに確認していただき、搾乳しない状態で10分ずつ授乳してみました。すると30mlしか飲めておらず、1日の体重増加も20gしかないとのことでした。1週間後に再健診になったのですが、そのことがあまりにショックだったせいか、2週間健診の夕方から母乳が出なくなってしまいました。搾乳も、搾り切った状態で10mlがやっとというところです。

現在、出ないながらも母乳と育児用ミルクをあげております。正直、授乳や搾乳が減ったことで心身が少しラクになったのですが、母乳の量がなかなか戻りません。このまま母乳が出なくなってしまうのでしょうか? もともとマタニティブルー気味でしたが、心身の状態が回復すれば、少しずつ出るようになるのでしょうか?

 

母乳の量は、通常は産後2~3週間で安定してきます。その後も安定して分泌を持続できるかどうかは、お母さんの心身の状態、赤ちゃんの状態によっても異なります。特に、お母さんが不安やストレスを抱えていたり、体調が崩れていたりすると、乳汁分泌促進ホルモンのプロラクチンやオキシトシンの分泌が低下します。リラックスして、無理のない姿勢で赤ちゃんとしっかりアイコンタクトをとりながら、授乳しましょう。

授乳前には乳房を温かくし、マッサージして柔らかくしておきます。そして、赤ちゃんが大きく開けた口で乳頭をしっかり吸啜できるようにします。乳汁分泌促進ホルモンの分泌は、赤ちゃんに母乳をよく吸わせることで促進されます。また、授乳後にしっかり排乳して乳房を空にすると、乳汁の産生が促されます。バランスのよい食事、十分な睡眠、休養をとることも、乳汁の産生には必要です。授乳中、赤ちゃんが飲むのが遅くなっていたら反対側の乳頭を吸わせ、左右の乳頭を交互に2回くらいずつ吸わせるとよいかもしれません。

また、母乳外来を受診して継続的なケアを受け、授乳の不安を相談してみてください。続けていくと乳房の状態が良くなり、お母さんの気分もリフレッシュされて、授乳にプラスになると思います。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

三鷹レディースクリニック院長
天神 尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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