家計簿をつけるのはなぜ?家計簿をつける意味と家計簿の種類について

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家計簿をつけるイメージ

今回は、家計簿をつけて安心してお子さんを育てる環境を作りませんか?ということを前篇・後篇の2回に分けてお伝えしたいと思います。
前篇として、そもそも家計簿をつける意味と数多くある家計簿にはどのようなタイプのものがあるのかについて解説します。

これまで家計簿をつけていなかった方や家計簿をつけることが続かなかった方もこれを読むことで、家計簿について理解を深め、家計管理の方法を見直すきっかけになればと思います。

 

 

 家計簿って何のためにつけるの?

家計簿とは日々のお金の出し入れを記録するためのものです。何に記録するかは人それぞれですが、ノート、手帳、パソコン、家計簿アプリなどが一般的です。家計簿をつけることで、収入内に支出が収まっているか、お金が足りないという事態にならないかを確認することができます。他にもお金を使うペースや、どんなことにお金を使っているかの傾向を確認することもできます。


お金が残高不足にならないように管理したいのであれば、使った金額を記入し続ければOKです。例えばこのような感じです。

 

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4月1日 スーパー1,080円
4月12日 ドラッグストア540円
4月30日 コンビニ150円

4月の合計1,770円
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私が大学生のころつけていた家計簿は、何にどのくらい出費しているか、出納(すいとう)履歴を残すのが目的でした。学生のころは毎月の少ないアルバイト代をどうやって管理すればいいのか頭を悩ませていました。市販の家計簿ほどこまかく記録する必要がないので、ランチ代、飲み代、交通費〇〇円のような簡単な内容でした。


お金を貯めるためにつけるのではなく、マイナス計上にならず、上手に使うことが目的であれば、入出金だけ記録すればよいと思います。家計簿初心者の方も、まず入出金をひたすら記録することから始めるといいでしょう。

 

 

どのような家計簿がいいのか

入出金の記録だけでは、自分のお金の使い方の傾向がわかりません。そこで次のステップで登場するのが、市販の家計簿となります。
家計簿は身近なところで販売されています。スーパー、コンビニ、書店など皆さんがよく足を運ぶようなところにあります。とりあえず家計簿をつけてみようと考えている方は、スーパーやコンビニにあるものを買うといいでしょう。
家計簿のデザインや書きやすさにこだわりたい方は、書店などでじっくり比較してみるのもいいです。 
どのタイプの家計簿がよいかというものはありません。あなたが書きやすいもの、好みのデザインのものなど、家計簿づけを楽しめるようなものがいいと思います。家計簿に記録することが重荷になりすぎないことも大切ですので、気軽に楽しく取り組めるものをおすすめします。
     
家計簿のデザインは、主婦向けの仕様、働いている人向けの仕様など、生活スタイルごとに少しずつ違います。日々の買い物が多いなら買い物関係の記録がこまかくつけられる主婦向けのデザインのほうが記録をつけやすいです。外食ばかりで食費が少ないような方は、生活費がこまかい必要はありません。家計簿をつけてみないと、使い勝手はわからないという人もいると思いますので、とりあえず家計簿をつけ始めることに一歩踏み出すという行為が最も重要です。

 

手軽に家計簿をつけたいなら手書き家計簿

家計簿をつけたことがない人は、支出の管理を徹底することから始めたいので、毎日の支出をひとまず全部、書き出すことから始めましょう。手書きで書くことによって、実感がわき、いくら使ったか支出に対する意識が強くなります。
また、自分で頑張って書くことは自信にもつながります。これは、今後自分なりの家計を構築し、貯蓄をしていく上で大切なことです。
一方、手書きの家計簿は、手間がかかる分達成感も感じやすく、それを書くことが目的になってしまうと言うデメリットも。また、家計簿をつけることで消耗してしまったり、途中で飽きてしまう場合もあります。

しかし、今はこれらのデメリットは家計簿アプリを使うことで回避することができます。

手書き家計簿イメージ

※手書き家計簿イメージ

出典:Amazon ダイゴー 家計簿 ギンガムチェック チェック柄 A5 ブルー J1236

 

 

効率よく家計簿をつけるなら家計簿アプリ

過去に挫折した経験のある人や、家計簿づけに苦い思い出のある人は家計簿アプリがおすすめです。何故おすすめかというと家計簿づけに伴う作業が大幅に少なくなるからです。一言でいうと時短です。特に金融機関と連携できる家計簿アプリであれば、家計簿作りはほぼ自動化(※)できます。
(※ほぼ自動化というのは、現金の支出をどう管理するかによって、自分で入力したり、レシートを読み込んだりする必要はあります)
 家計簿アプリイメージ
※家計簿アプリイメージ

 

家計簿アプリは、レシートの読み込みと入力、支出のグラフ化、金融機関やクレジットカード情報の読み込みがなどがついていることが多いです。
レシートの読み込みと入力はレシートの情報を記入するのが面倒な人や、レシートでお財布がパンパンになっている人に向いています。お買い物をしたらレシートをもらって、その日の夜か翌朝にすべて写真に撮ることでデータ化できる優れものです。誤ったデータを修正する必要はありますが、すべて入力する手間に比べれば格段に楽だと思います。 また、支出のグラフ化は家計を把握しやすくしてくれます。円グラフでどの支出項目が多いかなどを視覚的に理解できるようにします。感覚的に家計を把握したいときに利用するといいでしょう。

 
金融機関やクレジットカード情報の読み込みは、筆者が家計簿アプリで最もお勧めする機能です。何故かというと、金融機関とクレジットカードの情報と連携することで、家計簿づけがほぼ自動化されるからです。
何もしなくても、勝手に家計簿を作ってくれる簡単さは、手書きで家計簿をつけている人や、過去に挫折した人には朗報です。

このように家計簿アプリはメリットが多いのですが、デメリットもあります。
それは、詳細を把握しづらいことです。手書きの場合は思い出しながら支出をチェックできるのですが、家計簿アプリはレシートの読み込みと入力、グラフ化、金融機関等連携など、時短=自分の意思の外で完成するため、反省や実感がわきづらいです。
使い方としては、毎月の家計簿づけは家計簿アプリにまかせて、年に一度の家計反省会を開催したり、一年間の支出目標を立てるときに手書きで目標設定することで結果を意識する時間をつくるといいと思います。
 
その他、ネットバンキングやクレジットカードのWEB用のID、PWが無い人は発行する必要があるという点や、使う方によっては情報漏えいが気になることもあると思います。家計簿アプリの会社によってセキュリティーは様々なので、アプリ配信元の企業をよく調べることが大切です。

アプリは使い始めは多少の手間がかかる部分もありますが、便利な機能がついているので長く使い続けることを考えるとおすすめです。 
手軽に始められる手書きの家計簿か、便利な機能が使えるアプリの家計簿にするか、自分のライフスタイルに合わせて検討してみてください。

 

 

 家計簿でわかること、わかった後にすべきこと

家計簿をつけ始めると、頻繁な支出は記入量が多くなります。
買い物額が多いのか、買い物頻度が多いのか、自分の支出傾向を把握できます。買い物量を目で見えるようにし、どんなことにお金を使っているか分かったら、目的に合わせて家計簿をつけていきます。
 
■赤字を防ぐのが目的の場合
残高がマイナスになっていないかが目的の場合、収入と支出(出納)のみを記録し、確認すればいいでしょう。
収入に対してマイナスになる場合は、1人または夫婦で反省会を開いてください。必要のなかった支出はどれか、どうすればマイナスにならないかを話し合うだけでお金に関する感度が上がります。
 
■貯蓄が目的の場合
貯蓄を〇〇円したいなど、具体的な目標がある場合は、支出についても目標や予算を決めておくといいでしょう。
食費を1カ月4.5万円にするなら、1カ月を4.5週だとして、1週間に1万円が予算です。1カ月を30日とすると1日1,500円が毎日の予算です。予算内に収まれば予定以上にお金が貯まります。予算を出た場合には、予定よりお金がたまりません。家計管理のポイントは、毎月の支出チェックが非常に重要になります。
 

家計簿でわかるのは、お金が貯まっているか、どんな支出が多いかなど、普段気にせずに生活しているなかで、色々と支出された内容を把握することに意味があります。お金が貯まっていなければ貯める努力をする必要があります。家計簿は、そのための分析ツールであったり、どこに焦点を絞って節約や家計改善をすればいいのか、その情報源となるのです。家計簿がないのにお金が貯まっていないと言われても、原因はわかりませんので、家計簿は原因を突き止めることのできるツールだと考えるといいでしょう。

 

 

まとめ

今回は、家計簿をつける意味と家計簿の種類について解説しました。
家計簿をつけることは、お金の出し入れを記録するためだけではなく、収入に対して支出が足りるのかを把握したり、自分のお金の使い方の傾向を確認するためにはとても大切なことです。


また、今は手書きの家計簿以外にも、アプリを使って簡単に便利に家計簿をつけることができるようになっていますので、家計簿をつけることに挫折した方は改めてトライしてみるのも良いと思います。

 

監修者・著者

ファイナンシャルプランナー 高橋 成壽

寿FPコンサルティング株式会社 代表取締役|株式会社ライフデザインセンター 代表取締役


慶應義塾大学を卒業後、金融系の仕事を経験し2007年にファイナンシャルプランナーとして独立。2児の父として仕事と家庭と子育ての両立に奮闘している。子供からリクエストされる料理はパスタ、肉野菜炒め。テレビのコメンテーター、新聞掲載、出版、セミナーを通じて、誰でもできるお金の知識を広める活動を実践中。個人向けの無料で使えるFPサービスとして「ライフプランの窓口」を開発し、毎月多数の相談を受けている。

 


2018/10/24


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