玄関先でのふるまい - おつきあいのマナー -

他人のお宅を訪問するとき、玄関前で身なりを整えていますか?

玄関に入る前にコートを脱ぎ、マフラーやコートをはずしておくのが基本。基本的には、コートは防寒と塵除の意味があるので玄関には入る前に裏返しにたたみます。よその家に外の塵を落とさない配慮が玄関の外でコートを裏返しに畳むようになったのです。

 

ただ、隣近所へちょっとあいさつに伺う場合などは、コートを脱いでしまうと逆に相手に気を使わせてしまうこともあるので、ケースバイケースで考えましょう。

目上の方の家に伺うときやお年始などの節目のあいさつのときには、コートを脱いでからあいさつしたほうが無難です。

 

玄関先でのあいさつが済み、靴を脱ぐ際には相手に背を向けないように注意しましょう。

荷物をいったん脇に置き、正面を向いたまま上がります。そして、振り向いてしゃがみ靴の向きを変えてすみにおきましょう。

上がりがまちが高い場合は、上がりがまちに腰をかけて靴を脱ぎ、横ずわりになるような形で足を引き上げます。そのまま正座になるように足を整え、部屋のほうくるりと向きを変えます。

 

帰る際、玄関を出るまではコートを着ないのが基本ですが、相手が「寒いのでここでお召しになってください」と言った場合は、玄関で着てもよいでしょう。寒い日には、「こちらで着てもよろしいですか?」と断れば、着てもかまいません。

 

監修者

マナーデザイナー 岩下宜子先生

現代礼法研究所代表


NPOマナー教育サポート協会/相談役 理事。今日まで、「マナーは愛(思いやり、大切にするこころ)」を原点として、多くの企業、学校、商工会議所、各種団体等で研修指導、講演をおこなうと同時に、執筆活動、テレビ出演など幅広く活動している。書籍も多数あり、新聞や雑誌からの執筆依頼も多い。著書は『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)、『特別な日から日ごろのお付き合いまで 一生使える!大人のマナー大全』(PHP研究所)など140冊以上。 連載は、日経新聞プラスワン{マナーのツボ}月1回、読売中高生新聞『大人ステイ』毎月連載中。


経歴

昭和60年 現代礼法研究所設立。
平成15年 特定非営利活動法人(NPO)マナー教育サポート協会理事長に就任し、令和2年から相談役。

伊東市おもてなしマイスター制度専任講師
武蔵村山市第八小学校 元(文部科学省研究開発学校)運営指導委員


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