お裾分けやお返しについて - おつきあいのマナー -

ご近所とのつきあいは毎日のことですから、お互い様の気持ちで、長い目で捉えることが大切です。

例えば、留守がちでお隣に宅配便を預かってもらうことが多いようなら、3~4回に1回くらいの割合で「いつもお世話になっています」と感謝の言葉を添えて、送られてきたものをお裾分けしましょう。ただし、毎回お裾分けをするのは預かる方にもかえって負担になるので避けましょう。

近所の方からお裾分けやおみやげをいただいたら、「もらったからには何か返さなくちゃ」と思う必要はありません。喜んでいただいておき、後日、頼まれたときには留守番を快く引き受ける、忙しいときに当番を代わってあげる、旅行の際にちょっとした手みやげを買ってくるなど、他の形で感謝の気持ちを表すのも1つの方法です。庭に花が咲いたときや、お菓子を作ったときなどにお裾分けするのもいいですね。

また、お惣菜などを容器に入れたままいただいたら、翌日、きれいに洗った容器に100~200円程度のちょっとしたもの、例えばペーパーコースターなどを入れてお返しするのがマナーです。「ごちそうさまでした。おいしかったです」という言葉も忘れずに。 「遠くの親類より近くの他人」ということわざがあるように、いざというときに頼りになるのがご近所とのつながりです。面倒がらず、こうしたおつきあいも大切にしましょう。

 

監修者

マナーデザイナー 岩下宜子先生

現代礼法研究所代表


NPOマナー教育サポート協会/相談役 理事。今日まで、「マナーは愛(思いやり、大切にするこころ)」を原点として、多くの企業、学校、商工会議所、各種団体等で研修指導、講演をおこなうと同時に、執筆活動、テレビ出演など幅広く活動している。書籍も多数あり、新聞や雑誌からの執筆依頼も多い。著書は『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)、『特別な日から日ごろのお付き合いまで 一生使える!大人のマナー大全』(PHP研究所)など140冊以上。 連載は、日経新聞プラスワン{マナーのツボ}月1回、読売中高生新聞『大人ステイ』毎月連載中。


経歴

昭和60年 現代礼法研究所設立。
平成15年 特定非営利活動法人(NPO)マナー教育サポート協会理事長に就任し、令和2年から相談役。

伊東市おもてなしマイスター制度専任講師
武蔵村山市第八小学校 元(文部科学省研究開発学校)運営指導委員


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