日ごろお世話になっている取引先の人が入院したら、お見舞いに出向くのがビジネスマナーですが、個人的な付き合いと違って気をつけたい点がいくつかあります。
仕事上の直接の担当者が自分であっても、一人でお見舞いに伺ってはいけません。必ず上司に相談して、先方の地位と同等以上の上司と一緒に出向くのがマナーです。先方と上司とが面識がなくても、仕事は会社と会社の関係です。上司が会社の代表として、自分は担当の者として同伴するというのが正式です。
「個人的にもぜひお見舞いをしたい」という場合には、日を置いて改めて伺うようにしましょう。お見舞いの品も、上司と一緒に行く「正式」の場合は花や果物を持参するのが通例ですが、改めて伺うときには、先方の趣味に合わせた品物などを選ぶと喜ばれるでしょう。
なお、お見舞いのタイミングにも気をつけましょう。手術の直後1週間くらいは、お見舞いはかえって負担を掛けることになります。先方の会社の人に様子を聞いて、回復に向かったころを見計らって伺うようにしましょう。
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