字配りに気をつけて - 手紙の書き方 -

手紙では文字のおおまかな配置が決まっているので、字配りには注意が必要です。例えば、便箋でもはがきでも行の上のほうが尊い、いわゆる上座、下の方が下座になりますから、「○○様」「先生」「ご主人」など、相手をさす言葉が行の終わりにくるのは失礼にあたります。便箋やはがきの下から3分の1のスペースには、書かないようにします。字の大きさや字間を調整したり、行の下の方を空けるなどして、上に持ってくるようにしましょう。

 

同時に、上座である行頭、上から3分の1のスペースには「私」「主人」「わが子」など、自分側の言葉を書かないように、なるべく前の行の行末に収めるようにしましょう。自分側を表す言葉は、多少小さくなっても構いません。

 

真ん中の部分は、相手側の言葉、自分側の言葉を書いても大丈夫です。

 

さらに字配りで気をつけたいのが改行のしかた。人名、地名、数字、熟語が2行にまたがったり、「が」「を」や「です」「ます」といった助詞や助動詞が行頭にくるのは、読みづらく見た目にも美しくありません。「ご結婚おめでとう」とか「お幸せに」など相手を祝う言葉や、「御礼」「ご厚情」といった感謝の言葉が途中で切れるのは、特に失礼になります。

 

手紙は行末がそろっていなくても構いません。相手に読みやすく、礼儀にかなった字配りを心がけましょう。

 

監修者

マナーデザイナー 岩下宜子先生

現代礼法研究所代表


NPOマナー教育サポート協会/相談役 理事。今日まで、「マナーは愛(思いやり、大切にするこころ)」を原点として、多くの企業、学校、商工会議所、各種団体等で研修指導、講演をおこなうと同時に、執筆活動、テレビ出演など幅広く活動している。書籍も多数あり、新聞や雑誌からの執筆依頼も多い。著書は『冠婚葬祭マナーの新常識』(主婦の友社)、『特別な日から日ごろのお付き合いまで 一生使える!大人のマナー大全』(PHP研究所)など140冊以上。 連載は、日経新聞プラスワン{マナーのツボ}月1回、読売中高生新聞『大人ステイ』毎月連載中。


経歴

昭和60年 現代礼法研究所設立。
平成15年 特定非営利活動法人(NPO)マナー教育サポート協会理事長に就任し、令和2年から相談役。

伊東市おもてなしマイスター制度専任講師
武蔵村山市第八小学校 元(文部科学省研究開発学校)運営指導委員


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