妊娠18週(妊娠5カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

妊娠18週(妊娠5カ月)【医師監修】赤ちゃんの成長、ママの体の変化・症状・注意点

 

負担にならない程度に適度な運動を。ウォーキング、マタニティスイミング、マタニティヨガなどの有酸素運動、全身運動がお勧めです。教室に通うなら医師の診断書が必要です。お腹の張りを感じたらすぐ休みましょう。

 

 

赤ちゃんの成長

  • ・頭殿長(とうでんちょう)約14 cm
  • ・体重約190g
  • ・胎動を感じられることも

 

赤ちゃんの手足が子宮壁に触れることで、敏感な人は胎動を感じられることもあります。最初は、金魚が跳ねたような感覚だったり、腸が動いているような感じがすることが多いようです。この頃は胎動を感じないからといって焦る必要はありません。

 

 

ママの体の変化

  • ・体全体がふっくらする
  • ・子宮が大人の頭ぐらいになる

 

妊娠18週ごろになると、子宮は大人の頭くらいの大きさになり、おへそ近くまで膨張しています。マタニティショーツをはいたり、骨盤ベルトや妊婦帯などで大きなお腹を支えてあげると腰や背中が楽になります。

 

 

 

 

栄養と食生活

栄養バランスのいい食事を作るのが大変だからといって、栄養補助食品や市販の野菜ジュースばかり飲んではいませんか?必要な栄養素であっても、摂りすぎには気をつけたいものもあります。市販の野菜ジュースには糖分が高いものもあるため、体重増加の原因に。「大豆イソフラボン」は過剰に摂取するとあまりよくありません。なるべく自然な食品からの摂取を心がけましょう。

 

 

ママの体の症状

 

ストレス、イライラは早めに解消

ママがストレスを受けると副腎皮質ホルモンが分泌され、それが赤ちゃんにも良くない影響を与えます。長時間ストレスにさらされないように注意しましょう。お友達とおしゃべりをするなど、イライラは早めに解消しましょう。

 

 

気をつけること

 

定期健診の項目が増えます

血圧、体重測定、尿検査、腹囲測定、子宮底長測定、外診などにより赤ちゃんが順調に育っているかを診断します。数値には個人差があるので気にしすぎないようにしましょう。

 

 

妊婦帯で腰痛と冷えを予防しよう

お腹が大きくなり始めたら、妊婦帯の準備をしましょう。腰を安定させて腰痛を和らげてくれるものもあります。季節や好みに合わせて、素材や形を選びましょう。冷え防止にもおすすめです。

 

 

働くママは保育園の下調べを

待機児童などの問題が取り上げられますが、スムーズに仕事場への復帰を考えるなら、体調のいい安定期にある程度調べておくのがベスト。赤ちゃんが生まれてからでは、時間が取れないこともあるので、区役所などで近くの保育所と空き状況などを調べておきましょう。

 

 

この時期のトラブル

 

後期流産

妊娠12週~22週未満に流産してしまうことです。母体側に原因があることも多く、細菌感染による場合も。早い段階で対応ができれば、流産を防ぐことができます。強い生理痛のような痛みや、子宮が収縮する痛みや鮮血が伴う場合は産婦人科へ連絡をしましょう。

 

 

TODOリスト

バランスの良い食生活を心がける

体重管理をする

□妊婦帯を準備する

保育園などの下調べをする

 

 

(監修/池谷美樹先生)

 

 

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