【医師監修】エコー写真(超音波写真)の見方を写真で解説

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

おなかの赤ちゃんの成長のようすを知るための超音波検査。今では出産までに超音波写真(エコー写真)8枚〜14枚ほどもらうことがあります。超音波写真にはたくさんの記号や数値が書かれていますが、その意味を知ると赤ちゃんの成長がさらに楽しくなります。


【医師監修】エコー写真(超音波写真)の見方を写真で解説
 

1 +D= **.* mm

胎児の大きさになります。妊娠9週ごろまでは、この大きさをもとに現在の妊娠週数を確認します。

 

2 AGE (妊娠週数)

計測された胎児の大きさから、検査当日の妊娠週数と日数を割り出した数値になります。wが週数、dが日にちなので、見本の超音波写真(エコー写真)だと「妊娠8週6日、その週数±2週間の範囲」という意味になります。必ずしも言われている週数や出産予定日は一致しないことも多いので、出産予定日が変更されたと思わないようにしましょう。

 

3 DEL/EDC(出産予定日)

胎児の大きさをもとに算出された出産予定日。

 

4 経腟プローブのマーク

経腟プローブを使って検査したという表示です。ない場合もあります。

 

5 +マーク/×マーク

胎児の体を測定するときに使うマーク。2つのマークを結ぶ長さで測定します。

 

6 胎児の体の測定値

●GS 胎嚢(たいのう)の大きさ

胎児が入っている胎嚢という袋の大きさになります。最近はあまり用いられません。

 

CRL 頭殿長(とうでんちょう)

赤ちゃんの頭からおしりまでの長さ。妊娠8〜11週ごろまでは胎児の発育に個人差が少ないため、CRLの数値もほぼ同じになります。妊娠週数や出産予定日を確定するためにも使用します。

 

BPD 児頭大横径(じとうだいおうけい)

頭の左右で一番長い部分の直径の長さ。

 

FL 大腿骨長(だいたいこつちょう)

太もものつけ根から膝までの長さ。

 

APTD 腹部前後径

おなかの前後の長さ。

 

TTD  腹部横径

おなかの横幅の長さ。

 

AC 腹囲

赤ちゃんのおなかの周りの長さ。

この数値を用いて推定胎児体重(estimated fetal body weight:EFBW)を算出することが推奨されています。

 

 

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