妊娠報告はいつする?親、友人、会社への伝え方

妊娠報告イメージ

 

妊娠するということは、新しい命を授かることであり、とても喜ばしいできごとです。

妊娠したことを早く伝えたい人、体調が落ち着いてから伝えたい人など、人間関係によってタイミングを選ぶ相手がいるはずです。しかし、自分の都合だけで妊娠報告をしてしまうと、それがトラブルの原因になってしまうことも。

そこで今回は、両親・友人・会社別に、妊娠報告をするべきタイミングと伝え方、妊娠報告をするときの注意事項を紹介していきます。

 

 

妊娠報告をする時期はいつ?

妊娠がわかったときは、まず夫やパートナー、または最も信頼している人に伝えることが多いのではないでしょうか。いちばん身近な人には妊娠が分かったと同時に伝えることが一般的のようですが、ほかの人にはどうでしょうか?


妊娠報告をする相手としては、両親や友人、会社の人などがあげられます。いずれは報告するとしても、すべての人に同じタイミングで報告しないといけないということはありません。人間関係や妊娠したことで与える影響の大きさで、妊娠報告の時期を見極める必要があります。

 

会社へ妊娠報告する時期

働いている場合は、会社へ必ず妊娠報告をします。妊娠による体調の変化によって業務に支障が出たり、休むことが増えたり、場合によっては早めに産休に入らなければいけないことがあるからです。

妊娠期間中に問題がなかった場合でも、いずれ出産のために必ず仕事を休むことになりますから、妊娠を最後まで秘密にしておくということはできません。

 

また、産休・育休を取得する人、退職を予定している人、そのどちらも産休に入る前までに仕事の引継ぎをしなければなりません。なかには引き継ぎに時間がかかるというケースもあるため、会社への妊娠報告は、妊娠が分かってから比較的早い段階で報告をする人が多くなっています。

早めに妊娠報告をしておくことで、妊娠・出産で自分が抜けた後に会社に与える負担を減らすことができますし、つわりなどで体調が悪いときにも配慮してもらいやすくなります。

 

両親へ妊娠報告する時期

両親へ妊娠を報告するタイミングで悩んでいる妊婦さんも多くいるようです。自分の両親と夫の両親(義両親)の双方に伝える必要がありますが、一般的には両家のトラブルを起こしにくい同じタイミングで報告することが良いといわれています。

しかし実際のところ、自分の両親には妊娠2カ月(妊娠4~7週)ごろの比較的早い段階で報告することが多いようです。一方、義両親の場合は安定期に入ってからの報告という人が多くなっています。

 

ただ、義両親であっても一緒に暮らしているのであれば報告するタイミングが早かったり、自分の両親でも疎遠になっている場合には報告が遅かったりなど、環境に合わせて報告する時期は異なる場合もあると思います。
両親以外の両親戚に報告する場合は、安定期以降に伝えることが多いようです。

 

友人へ妊娠報告する時期

会社の場合は仕事への影響や自分の体調を考えたうえで早く妊娠報告をし、両親へは家族が増えることへの喜びの共有として早く報告することが多くなっています。しかし、友人の場合は妊娠報告をするタイミングが異なります。

妊娠から出産までにはさまざまなリスクがつきものです。特に安定期に入るまでは流産の可能性もあります。そのため、友人の場合は流産のリスクが少なくなる安定期に入ってから妊娠報告をするのが一般的です。
 

 

 

 

会社や友人、両親戚への妊娠報告する場合、誰に伝えればいい?

妊娠報告は、早めに伝えた方がいい相手と、急いで伝える必要のない相手がいます。

どちらにしても、自分の都合だけでなく、やはりマナーが優先です。

相手のおかれている環境を考えたうえで、伝えるべき相手を見極めることが大切です。

 

会社で真っ先に伝えるべき相手は誰?

会社に妊娠報告をするといっても、すべての人に同じタイミングで伝える必要はありません。最初に伝えるべき相手は、直属の上司です。

早めに上司に伝えておけば体調が悪いときや妊婦健診で仕事を調整したいときに相談しやすくなります。

同僚などに先に話してしまうと、自分の口から正式に伝える前に上司の耳に入ってしまうこともあり得ますので気を付けましょう。

 

上司のほかには、体調がすぐれないときにフォローしてもらうことが多くなる同僚にも早めに伝えておくのがベストです。ただ、フォローをしてもらう前提での妊娠報告は、相手に悪い印象を与えてしまうため、できる業務は変わらずに取り組んでいくという姿勢を忘れないようにしましょう。

 

両親以外の両親戚には誰まで伝える?

赤ちゃんの祖父母となる実の両親・義両親には、早めに伝えるという人が多い一方で、両親戚となると誰まで報告するべきか悩んでいる人も珍しくないようです。

きょうだいが両親と一緒に暮らしている場合は、両親と同じタイミングで伝えることもあるようですが、身内が不妊治療をしているなどの場合は報告するタイミングを考えた方が良いでしょう。

 

さらに、両親戚の場合は自分で報告せずに、両親から伝えてもらうというケースが多くなっています。体調不良や流産の心配がある場合は、安定期に入るまでは伝えずにいてほしいと両親にお願いしておき、安定期以降に伝えてもらうようにする方法もひとつの方法です。

ただ、地域によっては両親戚にもしっかりと妊娠報告をするのがマナーとなっているところもあるため、事前に両親や夫などに確認しておきましょう。

 

友人への妊娠報告は誰まで伝えればいい?

友人への妊娠報告は、現在の付き合いの頻度や関係性によって異なります。

特に仲のいい友人の場合は安定期に入ってから伝えることが多くなっていますが、それ以外の友人の場合には、安定期以降に連絡したり、会う機会があったときに報告するというケースもあります。

 

しかし、同じ友人グループ内で妊娠報告を受けている人と受けていない人がいる場合、自分で伝える前にほかの友人から妊娠したことが伝わり、関係がギクシャクしてしまうこともあるようです。このような心配がある場合は、報告を先にした友人に「ほかの人には後で自分の口から伝えるため、それまでは話さないで欲しい」とお願いしておくといいでしょう。

 

<ママ友への報告は必要?>

2人目以降の妊娠の場合、上の子どもの関係でママ友としての付き合いをしていることもあると思います。特に親しくしている場合は、子育てや妊娠中の相談相手として早めに伝えるという人も多いようですが、友人と同様に安定期に入ってから伝える人もいます。

もし、ママ友としてそれほど親しい付き合いをしているわけではない場合には、安定期以降またはおなかが目立ってきた時期をみて報告しても問題ありません。深い付き合いをしていないママ友の中には不妊治療をしている人もいるかもしれないので、あえて自分から妊娠報告はしないという選択もあります。

 

 

 

シチュエーション別、妊娠報告の方法

妊娠したことをどのように伝えるのかも悩むポイントのひとつです。

環境や住んでいる場所によって、会って伝える、電話で伝える、メールで伝えるなどの方法があります。

 

会社への妊娠報告は直接伝えるのが礼儀

会社の上司に妊娠報告をする場合は、電話やメールではなく直接伝えるのがベストです。

伝えるシチュエーションとしては、上司と2人になれるタイミングで伝えます。

そのためにも、あらかじめ話があることを伝え、2人だけで話す時間を作ってもらうようにしましょう。

 

両親への妊娠報告は会って報告、または電話で報告

両親、義両親に伝える場合は、直接会って伝えるか、遠方にいる場合は電話で伝えるのがベストです。

会って伝える場合は、夫やパートナーと一緒にそれぞれの実家を訪れて報告するという方法があります。

 

友人への妊娠報告は状況に応じて対応

友人の場合は、仲がよくても結婚や就職によって住まいが遠方であることも多いため、電話やメールで報告しても問題ありません。

特に仲がいい友人であれば電話で報告することが多いようですが、そのほかの友人にはグループメールなどを使って報告するとケースも最近ではみられます。

また、普段は連絡を取っていないものの、年賀状のやり取りは続いているのであれば、新年のあいさつと一緒に妊娠報告を年賀状でするという方法もあります。

 

 

 

妊娠報告では妊娠したこと以外に何を伝えればいい?

妊娠報告では、妊娠したという事実を伝えるだけではなく、そのほかにも伝えなければいけないことがあります。

特に、会社へ報告する場合には報告する内容を事前にしっかりと考え、まとめておくことが大切です。

 

会社への妊娠報告で一緒に伝える必要のあること

会社の上司に妊娠報告する場合は、出産予定日はもちろんのこと、今後の仕事についてどのように考えているのかも伝えておく必要があります。

特に、「いつから産休に入る予定なのか」「退職するのか産休・育休取得後に復職するのか」、復職するのであれば「いつから復職するのか」ということは重要です。

もちろん、出産してみないと分からないことではありますが、予定を伝えておかないと会社側も対応が取りにくくなります。そのため、あらかじめ家族と話し合って、出産前後の予定をシミュレーションしておきましょう。

 

伝え方の例としては、妊娠した事実と現在の妊娠数週、出産予定日を報告した後、出産後に復職したいのか、退職するのかを伝えます。

復職を希望している場合は、育休の取得が可能かどうかも聞いておきましょう。

 

さらに、復職後に赤ちゃんが体調不良を起こしたときにはどう対処する予定なのか(夫や家族の協力の有無)も伝えておくとベストです。

もし、妊娠報告の時点で体調がすぐれない場合は、今後の業務内容を配慮してもらえるかどうかも確認しておくようにします。

引継ぎに関しては、妊娠報告をした日ではなく改めて時間を取り、誰にどのような方法で引継ぎをしていくのかを相談して決めます。

 

両親へ妊娠報告する時に一緒に伝えておくこと

両親へ妊娠報告するときは、現在の妊娠数週と出産予定日に加え、里帰りするかどうかも伝えておきます。

里帰り出産を希望していて、かつ実家にきょうだいやきょうだいの家族が住んでいる場合は、里帰り出産が可能かどうかを確認しておきましょう。

また、親戚への報告を安定期以降で考えている場合には、まだ口外しないように伝えておくことも忘れないようにしましょう。

 

友人へメールで妊娠報告する場合の伝え方

友人の場合は、メールで妊娠報告をすることも多くあります。特に仲がよい友人や、妊娠を心待ちにしていたことを知っていたり相談にのってもらっていたりした友人であれば、喜びを全面に出した内容でも問題ありません。

しかし、グループメールなどで複数の友人へ一斉に知らせる場合には、簡潔に報告した方が相手も受け取りやすくなります。

 

メール文面の例としては、「急なご報告ですが、このたび妊娠しました。現在、妊娠〇カ月です。もっと早くに報告したかったのですが、安定期に入ってからと伝えようと思い、この時期の報告になりました。予定日は〇月〇日です」のような内容です。

自分の状態を詳しく書きすぎるとマタニティハイと受け取られてしまうこともあるため、最初の報告では必要最低限の情報だけ伝えるようにしましょう。

 

 

妊娠報告をする際の注意点

自分にとっては喜ばしい妊娠報告も、相手や環境次第では不快に思われてしまうこともあります。そのため、自分の都合だけで報告をするのではなく、相手の状況も考えたうえで妊娠の報告をするようにしましょう。

 

会社へ妊娠報告するときの注意点

会社へ妊娠報告をする際のビジネスマナーですが、上司が男性の場合は、つわりのつらさや妊娠による体調不良を理解してもらえないこともあります。このような場合は、つらい症状(食べつわり・吐きつわり・めまいなど)を詳しく説明し、理解してもらうように努めることも大切です。

 

万が一、妊娠していることを理由に解雇や自主退職を強要されたり、嫌がらせなどのマタニティハラスメントを受けたりした場合はきちんと対処する必要があります。

妊娠報告をした直後から、上司や同僚の対応が悪くなったという場合は、ほかの信頼できる会社の人や労働局に相談してみましょう。

 

両親へ妊娠報告するときの注意点

両親へ妊娠報告をするときに注意すべき点は、自分の両親と義両親との間で報告時期が異なりすぎないようにすることです。

特に、義両親への報告が遅くなった場合は「後回しにされた」「信用してもらっていない」と人間関係にヒビが入ってしまうこともあります。

先に報告した両親から相手の両親へあいさつの連絡をする場合もあるため、まだ片方にしか伝えていない場合は、連絡を入れるのを待ってもらうようにお願いしておきましょう。

両親へ妊娠報告する際は、どのような順番で報告するかを、事前に夫やパートナーとしっかり話し合っておくことが大切です。

 

友人へ妊娠報告するときの注意点

友人へ妊娠報告する場合は、相手のおかれている状況を考えないといけないことがあります。

特に、友人が不妊治療を受けている場合やなかなか妊娠できずに悩んでいることを知っている場合は、妊娠報告をするタイミングや伝え方に配慮が必要です。

ただ、妊娠したことを伝えないでいると、相手は「気をつかわせた」「同情された」とマイナスに受け取られてしまう可能性もあります。ですから、安定期を過ぎたあたりにほかの友人と同じタイミングで報告するのがいいでしょう。

 

また、SNSなど不特定多数が閲覧できる場所での妊娠報告は、マタニティハイや幸せをアピールしていると受け取られ、相手を不快にさせてしまうことがあります。

自分ではそんなつもりがなくても、あくまでも妊娠報告は親しい友人間だけでおこなうようにしましょう。

 

 

 

まとめ

妊娠報告は、会社、両親、友人など報告する相手によってタイミングや伝える内容が異なります。出産するまでは何が起こるか分からないデリケートな時期だからこそ、伝える相手によっては早く報告しすぎても問題になることがあるのです。

 

その一方で、会社などでは周囲のサポートが必要になりますし、仕事の引継ぎをすることにもなるため、早めに報告しておくのがビジネスマナーとなっています。

うれしいはずの妊娠報告によってトラブルを引き起こさないためにも、相手に合わせた適度なタイミングと方法で伝えるようにしましょう。
 

 

 

 

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