サイトメガロウイルスの影響って?

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妊娠・出産のQ&A

サイトメガロウイルスの影響って?

現在、妊娠12週です。先日の血液検査で「サイトメガロウイルスの抗体がないから、気を付けるように」と言われました。これは、日常生活の中で感染しやすいウイルスなのでしょうか?
「妊娠中に感染すると、かなりの確率で先天性の異常や難聴になる」と聞いて、不安で仕方がありません。予防法と感染性について教えてください。

 

サイトメガロウイルスは身近なウイルスですが、重症のサイトメガロウイルス胎内感染症は、母体が初感染したときに発症します。以前の抗体保有率は95%以上でしたが、現在は70~80%台と報告されており、妊婦のサイトメガロウイルス抗体保有率は低下しつつあります。それに伴い、妊娠中の初感染、およびサイトメガロウイルス胎内感染が増加しています。
胎児への感染は、胎盤を通してウイルスが胎児に移行することによって起こります。妊娠前半期の感染は胎児に影響しやすいと考えられ、妊娠中では流産、早産、胎内胎児発育不全、胎児水腫などが起こります。また、誕生後には難聴、視力障害、知能障害などが見られます。
サイトメガロウイルスは、感染しても風邪症状程度であるため、ほとんど気付かれず、胎児の異常からその感染が診断されることが多いです。ワクチンはまだ確立されていません。
したがって、予防方法はこの感染症が疑われる患者との接触を避ける程度しかなく、感染が疑われるときには積極的に抗体の検査をすることが大切です。心配なら症状がなくても、妊娠の後半期にもう一度抗体価を測定してみるとよいと思います。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

三鷹レディースクリニック院長
天神 尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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