ラマーズ法以外の有効な呼吸法は?

ラマーズ法以外の有効な呼吸法は?

現在、第3子を妊娠しており、27週目です。第1子は逆子だったため帝王切開でしたが、第2子は頭が下に向き、子宮口がとても柔らかかったため、自然分娩できました。
そのとき、助産師さんに教えていただいた「ヒ・ヒ・フー」のラマーズ法のおかげで落ち着いて出産することができたのですが、お産の呼吸法には、他にも有効なものがあるのでしょうか?

専門家の回答

陣痛を和らげる呼吸法では、ラマーズ法やソフロロジー法が有名です。
陣痛の極期(子宮口8~10cm開大、陣痛間隔2~3分)にはいきみたくなりますが、この段階でいきんでしまうと、かえって子宮口が開きにくくなったり、会陰部が避けてしまう心配があるので、いきみを逃すことが大事です。
ラマーズ法では陣痛の波が来たときに1~2回深呼吸して、「ヒッヒッ」と口から息を吸い、「フーッ」と口から吐きます。これでも、いきみを逃せないときには「ヒッヒッフー、ウン」の呼吸法に変えます。「ウン」のところだけ少しおなかに力を入れると、楽にいきみを逃せます。
ソフロロジー法では、陣痛がきているときに「フーッ」と長く息を吐いて、いきみを逃します。
いずれにしても、自然の現象である陣痛に逆らわず、あるがままに受け止めて、痛みや不安を自分でコントロールして出産することが、呼吸法の共通点です。心身がリラックスできるなら、既存の呼吸法にこだわらず、自分なりのやり方でいいのです。
仮に呼吸法を練習していなくても、お産時には助産師さんがリードしてくれるので、落ち着いてアドバイスを受け入れれば大丈夫です。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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