単一臍帯動脈は繰り返しますか?

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妊娠・出産のQ&A

単一臍帯動脈は繰り返しますか?

35歳で初めて妊娠しましたが、妊娠32週と5日で死産してしまいました。胎盤を病理検査した結果、臍帯の動脈が1本しかなかったそうです。
臍帯奇形になるそうですが、こういう事例の発生率は低いのでしょうか? 「高齢出産だったから、異常が出やすかったのだろうか?」と考えてしまいます。
また次に妊娠をしたときも、繰り返しやすいのでしょうか? 次回の妊娠への影響は、あるのでしょうか?

 

臍帯の中にある太い動脈1本と細い動脈の2本のうち、その動脈が1本しかないものを「単一臍帯動脈」と言います。発生率は、多くても1%くらいでしょう。
原因には、先天性の形成不全による欠損や血栓などで、一方の血管が閉塞して消失してしまうことなどがあります。遺伝とは、関係ないようです。
たしかに高齢出産では、これ以外の原因も含めて全体として奇形率が上昇しますが、この疾患に限って特別に多いというわけではありません。報告によって差がありますが、心血管系や腎尿路系などに20~50%くらいの奇形が合併していると言われ、さらに早産や胎児胎内発育遅延、染色体異常にも関連します。
無事出生できれば、その後は順調に発育すると言われ、何の問題もなく生まれる子もいます。実際、私の患者さんの1人もそうでした。
症例数が少ないため、反復率や影響率は不明ですが、いずれも低いと思います。妊娠中は、超音波検査を頻繁に行い、出産には注意が必要なので、大きな病院での出産をお勧めします。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

三鷹レディースクリニック院長
天神 尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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