仕事で有機溶剤や中性液を使っており胎児への影響が心配です

有機溶剤を扱う仕事をして5年目になります。主に扱うのはアセトンで、この薬剤を使って製品を拭いたりします。布手袋を着用することもありますが、素手に近い状態の方で行うことが多いです。先日妊娠していることが分かり、胎児への影響がとても心配でなりません。
また、たまに溶接のコゲを取るために電気を使うのですが、その際に中性液を使います。素手で触ると手が荒れてしまうようなものです。電気を当てたら煙が出るので、煙を吸ったりもします。経済的な理由でできれば仕事を続けたいのですが、胎児への影響が本当に心配で不安です。
 

アセトンは有機溶剤の一種で、身近なものではマニキュアの除光液に含まれています。妊娠や出産、授乳への影響から規制される化学物質の対象には含まれておらず、この物質にさらされても、重大な健康リスクが引き起こされる可能性は少ないと言われています。
しかし、アセトンには中枢神経抑制作用があり、眠気、判断力低下、運動機能低下、さらに目や気管への刺激や頭痛なども生じます。毒性は低いのですが、その濃度や使用時間にもよっては胎児への悪影響が懸念されます。したがって、換気装置などが設置された安全な環境のもとでの使用が義務付けられています。
直接触ることは避け、保護手袋や呼吸器保護具(有機溶剤用マスク)などの防具を使うことをお勧めします。中性液も同じように扱いには気を付けた方がよいでしょう。

質問に対する答えは、あくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

天神尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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