私は、3月に普通分娩で息子を出産しました。保育士の経験から、早生まれの子どもの特性はわかっているつもりでしたが、いざ自分が早生まれの子どもを産んで感じたことがあります。
早生まれと遅生まれは発達の差が大きい
早生まれの息子を産んで一番に感じたことは、発達の差でした。同じ年度の4月に子どもを産んだ友人が私の出産のお祝いにきてくれたとき、友人の子どもはすでに歩いていました。新生児の小さな息子と友人の子どもを見て、こんなに差があるのに同級生なのかと驚きました。
ほぼ1年も誕生日が違うため、仕方がないとはいえ、早生まれと遅生まれに発達の差があるのは当然だと改めて感じました。
早生まれは子ども手当をもらえる期間が短い
私の住む自治体では、出生届を出した翌月から子ども手当の給付が開始されます。生まれた順に給付が始まるのに、給付金の金額には差があり、終わるのは「小学校就学まで」や「中学校卒業まで」と、学年で分けられてしまいます。
私の住む地域では「小学校就学まで」は15,000円の給付なので、4月生まれと3月生まれでは165,000円も給付額に差があると思うと、なんだか損した気分にもなってしまいます。
早生まれにはメリットだってある!
デメリットばかり考えがちな早生まれですが、メリットも感じています。保育園や幼稚園などでは、低月齢から刺激をたくさん受けることができ、成長を後押ししてもらえます。また、園の先生も、早生まれであることを理解して支援してくれます。
発達の差も小学校を就学するころには気にならなくなり、「年をとってからは同級生のなかでちょっとだけ若くいられてラッキーかも」とも思いました。
子どもは授かりもの。早生まれになるか遅生まれになるか、どうなるかはわからないことも多いですよね。それでも私は、第二子は遅生まれを狙ってみようかなと思っています。その際は、早生まれと遅生まれ、両者の違いを見てみたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト:manami.koiso
監修/助産師REIKO
著者:田中麻奈
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。