わが家のトイレトレーニング体験記、第1話では再開を決意した話、第2話ではトレーニングパンツに挑戦した話をお伝えしました。
ところが、トイレトレーニングパンツを履かせても、おしっこをしたいどころか、おしっこが出たともまったく言わない娘。「トイレでおしっこができないことについてなんとも思っていないのだろうか・・・」と不安になってきた、6月初旬ごろの話をお伝えします。
娘はトイレでおしっこできないことを自覚!?
友人との旅行から帰ってきてからは、私がトイレに行くと娘もマネして行くようになりました。けれど、まったくおしっこは出ません。
「出ないけれども辛抱、辛抱」と自分に言い聞かせながら、毎回ズボンとおむつを脱がせて、便座に座らせました。無駄だと思いながらやり続けました。一方、娘は便座に座ることを楽しみ始めたようで、トイレでできないことにあせった様子もなし。
ときには、自分で人形をトイレに連れて行って「出たー?よかったねー」とか、犬の散歩で犬がおしっこをすると「よかったねー」と言って、まるで人ごとのようです。私は「娘よ、真剣な親を差し置いてふざけてるのか!?」とそんな気分になってしまいました。
嫌みを言ってみたくなって言ってみた!
犬の散歩中、ふざけている様子の娘にチクリと、「すごいねー、ワンちゃんは上手におしっこできるねー。◯◯ちゃん(娘の名前)はトイレでおしっこできるの?」と聞いてみました。
すると、犬のおしっこを手放しにほめてよろこんでいた娘の顔が一気に曇り、「◯◯はできない・・・」とひと言。
ちょっと嫌みでしたが、「あ、できていないって知っているんだ!」「できていないことにちょっと後ろめたさを感じているんだ!」と、聞いてみたことで娘の気持ちを知ることができました。
娘がおむつをしたい、と言い出した!?
娘が自分ができていないことを知っているなら、これはもう少しなのかしら?と淡い期待を抱きつつ、娘が人のトイレへ行く姿を見て自分から「行きたい!」という以外にも「トイレに行こう」とだいたい3時間置きに誘ってみることに。
しかし、わたしが「トイレ」と言うと、次第に娘の眉間にシワが寄るようになってしまいました。ついには「おねえさんパンツいや。おむつする」と言う始末です。
これは困った。トイレに行くこと自体にせっかく興味を示し始めたのに、これではまた嫌いになってしまう・・・。そこで、みんながすすめる「シール作戦」にチャレンジしてみることにしたのです。(TEXT:ぴろこ)