「私のこのチラシが取材のネタになるかもしれないって、今からいろいろ聞いてくださるんです」と、義母に興奮気味に伝えたユメさん。しかし義母は「……こんなのが?」「お遊びでやってるこんなお絵描きをテレビで流されたら、うちのブランド力が下がるじゃない」と言い、その流れで説教が始まって……。
義母の言葉は嫁の心は…
「うちの嫁と来たらこんなお絵描きチラシだなんて……。恥ずかしいよ」
義母はほかの家の嫁とユメさんを比べ、ユメさんの頑張りを全否定。
ユメさんはあまりの言葉に絶句。すると……。
「あなたの意見は聞いてないです。うちが奥さんのチラシに価値を感じているんです」
「心配しなくて大丈夫ですよ。おばあさん」
テレビ局のスタッフ・コースケが笑顔で助け舟を出してくれました。
義母はおばあさんと言われてことに憤慨し、その場を去っていきます。
コースケは義母に対し、「顔がもうおばあちゃんなのに」と言ったり、ユメさんのことを「奥さん」と呼び、それを指摘されると「ユメ」といきなり呼び捨てしたりと発言がかなり独特。
そんなコースケにユメさん笑いが止まらなくなります。
そしてコースケは、以前心ない言葉でユメさんを泣かせてしまったことを謝るのですが……。
「それってなんの話?」
ユメさんはとっくにそのことを忘れていたのです。
ほかの家の嫁と自分の家の嫁を比較するのはやめてほしいですね。義母に言われたことはどうしても我慢しがちになってしまいますが、守ってくれる人がいてよかったですね。
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絵を描く=遊び と思い込んでるヤツ。
そういうヤツは、その価値観のままでマウントしたり、ただでクレクレしたり、ただで描かせようとしたりしてくる。
この義母も明らかに、ものを作ったり、書いたり描いたりする行為や人を見下してる。
こんなヤツがいる限り、モノツクリ日本の復活なんてあり得ない。