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トイトレがラクになる! 生後3カ月からできるおむつなし育児 実践法

この記事では、助産師・おむつなし育児アドバイザーの榎本さんが、おむつなし育児について紹介しています。用意するものやおしっこのタイミング・サインの見つけ方、月齢別の始め方かなどを詳しく解説!

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師榎本美紀
国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。
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おむつなし育児のイメージ

 

赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師・おむつなし育児アドバイザーの榎本さんからメッセージです。

 

こんにちは。助産師・おむつなし育児アドバイザーの榎本です。おむつなし育児とは、おむつをしながら、おしっこやうんちが出そうなタイミングや赤ちゃんのサインを周りの大人が受け取って、できるだけおむつの外(おまるやトイレなど)に排泄することを手助けすることです。

 

今回は、おむつなし育児の実践編についてです。用意するものや、おしっこのタイミング・サインの見つけ方、月齢別の始め方かなどをお話しします。おむつなし育児をしているとトイレトレーニングがスムーズに進みやすいので、ママにとってはメリットもたくさんあります。

 

おむつなし育児で用意するものは?

特別なものはありません。

 

布おむつや布パンツを使っている方が多いですが、紙おむつでもOK。排泄のサインが出てからすぐに座らせられたり、遊びの途中でも嫌がらずにしてくれるので、おまるを使うことが多いです。

 

片付けるのが手間だなという方はトイレに連れていくのもいいですね。補助便座を使ったり、洋式便座の前の方に支えて座らせたり、一緒に座って足の間に座らせて後ろから支える方法も。

 

お風呂で立ってするのが好きなお子さんもいます。

 

おしっこが床に漏れたときのために、雑巾を用意しておきましょう。わが家は、臭い消しに重曹水をスプレーボトルに入れて、シュシュとしてから、洗いやすくて乾きやすい布おむつを雑巾がわりに使っていました。

 

おむつなし育児を気軽に始めてみよう!

一日中できなくても大丈夫! 例えば、午前中だけ、お出かけしない日だけなど、できるときだけでもいいのです。わが家は、保育園に行っている間は紙おむつ、家では布おむつやパンツで過ごしました。

 

また、うんちのほうが出るサインをキャッチしやすいので、うんちのときだけ試してみてもいいかもしれません。便秘がちのお子さんですと、腹圧をかけやすくなるので出しやすくなって便秘が改善されたという事例もあります。

 

タイミングやサインをみつけてみよう!

【よくあるおしっこのタイミング】

寝起き・おんぶや抱っこから降ろされたとき・授乳中や食事中とその後・おむつをあけたとき・外出後・入浴前後・寝る前など

 

【おしっこが出るときのサイン】
泣く・授乳中に乳首をくわえたり話したりする・体に力が入る・体がふるえる・表情が固まる・おならをする・のけぞるなど

 

さらに月齢が進むと、おまるやトイレに向かっていく・おむつを触る・股間を触る・「ちっち」など、決まった音を出すなど

 

年齢別の進め方

【生後3〜6カ月】

おむつなし育児の黄金期! おしっこの出るタイミングやサインをよく観察してみましょう。

 

【生後6月〜1歳】

行動範囲が広がり、好奇心旺盛で、“おまるイヤイヤ期”になることも。無理強いせずに、前回お話した3つのステップに合わせてやってみましょう。

 

【1〜2歳以上】

トイレトレーニングのようになります。3つのステップをベースに、おむつを思いきってはずしちゃいましょう。

 

 

お子さんがショックを受けて失敗が怖くならないように、お漏らししても騒がないことが大切です。叱らずに「大丈夫だよ」と伝えます。そしておまるでしてくれたら、「ありがとう」「上手だね」と声かけをしてあげましょう。

 

 

おむつなし育児をしていると、おむつがはずれるのが早い傾向にあります。しかし、個性もあるので時間がかかっても焦らないことが大切です。おしっこを吸収したおむつは意外に重く、小さな体や腰に負担もかかります。蒸れてかさばるおむつをはずして動きやすくしてあげたいですね。そして、お母さんだけでなく、家族一緒に、赤ちゃんの心地よい排泄をサポートできるといいですね。

 


※参考
・「おむつなし育児アドバイザー養成講座テキスト」(おむつなし育児研究所)

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