ラクにお産するためにできることはこの2つ!助産師が教えます。

2019/07/17 20:00
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出産て大変そう…と、出産に対して不安に思う妊婦さんは多いですよね。今回は、多くの出産現場を経験されている助産師の高杉さんに、少しでもラクにお産をするためのヒントを教えていただきました。
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妊婦さんのイメージ

 

赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。

 

お産のときにできればラクに産みたいと多くの人は思うでしょう。周りの人たちから聞く出産体験談は本当に十人十色で、あっという間に出産した方もいれば何十時間もかかって大変だったという話もよく聞くと思います。出産が近づいてくると不安になる気持ちも増してくると思いますが、ラクにお産するために妊娠中にできることがあれば少し気持ちがラクになると思いませんか?

 

安産とは?

安産の定義や医学的な用語はありませんが、一般的に赤ちゃんが無事に生まれてくることを安産といいます。初産婦の分娩時間は平均で12時間です。もちろんそれよりも短い方もいれば、30時間以上かかるほど長い方もいます。出産がスムーズで痛くないというのが安産ではなくて、分娩時間がかかっても赤ちゃんが無事に生まれてきてくれれば安産といえます。しかし、いくら安産だからといってもできればラクにお産できる方法があれば妊娠中に実践していきたいですよね。

 

安産に必要な大切な3つのこと

できるだけ安産になるようにするために大切なことが3つあります。

 

1)標準的な体型

安産になる人の特徴の一つに標準的な体型が挙げられます。厚生労働省も痩せや肥満は妊娠・出産に影響を与えることを指摘しています。昔から安産体型という言葉があるように標準的な体型は安産のポイントのひとつです。その標準体型の指標となるのがBMIで、体重(kg)/身長(m)×身長(m)であらわされ、BMIが18.5~25未満が標準となり、18.5未満が痩せ、25以上は肥満となります。それを目安にかかりつけの先生や助産師さんたちと相談しながら理想的な体重増加をすることが望ましいですね。

 

2)適度な運動をすること

妊娠中の適度な運動は、長時間にも及ぶお産のときのための体力づくりになります。また、妊娠中よりストレッチや適度な運動をしておくことによって、お産のときに骨盤周りの筋肉をしなやかにしたり、産道をリラックスさせたり、いきんだりするときにとても役に立ちます。もちろん、妊娠経過により運動が禁止される場合もあるので、かかりつけの先生に確認しながら妊娠中期頃より始められるといいですね。

 

3)体を冷やさないこと

昔から体を冷やすと良くないといわれるように、安産のためには冷え性にならないことが大切です。冷えの原因のひとつに自律神経の乱れが考えられます。自律神経が乱れることによって、体の末端への血流や内臓への血流が悪くなり、末端が冷たくなったり、内臓の働きが弱まります。それにより、胃腸の働きやホルモンの分泌、代謝、免疫機能も低下します。ストレスを解消する、規則正しい生活を送るなど、自律神経が乱れることを防ぎましょう。お産にはホルモンの影響も大きいので、冷えを予防することは大切ですね。

 

では次に具体的にどんなことをすればいいのかをみていきましょう。


 お産が近づいてきたとき、するべきこととは...

先ほど少しでも安産にするためのポイントをお伝えしました。ではお産が近づいてきたら具体的にどんなことをすればいいのでしょうか。

 

1)ウォーキングやヨガなど適度な運動

お産に向けての体力づくりとして、妊娠後期でも負担なく実践できるのがウォーキングです。ウォーキングは有酸素運動なので自分のペースで無理なく続けられますし、気分転換にもなります。また、ヨガもおすすめです。ヨガの呼吸法はお産のときにとても役に立ちますし、妊娠後期になるとなりやすい腰痛やむくみなどのマイナートラブルの解消にも効果的です。また、お産のときに使う骨盤周りの筋肉を鍛えることにも有効です。それから、日常生活の動作でも筋肉を意識したり、家事の中でも床や壁を拭いたりすることで、股関節の運動や骨盤底筋の運動にもつながり安産に役立ちます。

 

2)体を温める

体を冷やさないような服装や食事に気をつけましょう。特に冷たい飲み物やエアコンの効いているお部屋は体を冷やしがちです。体を温める効果のある食事や飲み物を積極的に摂って内面から温めたり、入浴やお灸もおすすめです。内くるぶしより指3本上にある三陰交という女性の万能のツボ(安産のツボ)を指圧したり、そこにお灸をすることによって血流も良くなりますよ。

 

まとめ

少しでもラクにお産するために妊婦さんが取り組めるポイントをいくつかご紹介しました。実はそんなに特別なことが必要なのではなくて、適度な食事や運動、睡眠をとりながら、体を温める生活習慣を心がけることが安産のためには大切なのです。


かわいいわが子との初めての共同作業であるお産に向けて、楽しんで体づくりをしていきたいですね。

※参考

厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」

 

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー

 

 

 

監修者・著者

助産師 高杉絵理


大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。



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