ビーンスターク「すこやかM1」に日本で初めて新たな免疫成分が配合
雪印メグミルクの2019年秋季新商品発表会で行われた、雪印ビーンスターク粉ミルク「すこやかM1」のリニューアルの内容について、レポートします! 「すこやかM1」は、雪印メグミルクグループが約60年前から行っている全国母乳調査の最新の研究成果を生かしてリニューアルされました。赤ちゃんのすこやかな成長・発達を助ける働きがよりパワーアップした粉ミルクに生まれ変わったそう。リニューアルされた商品はすでに2019年7月1日より店頭販売されていますが、新配合された成分は、母乳中の免疫成分として国内外から注目されている新成分ということで、詳しい研究報告が発表されました。
新たな免疫成分「オステオポンチン」
今回のリニューアルで配合されたのは、新規成分「オステオポンチン」。オステオポンチンとは、聞きなれない名前ではありますが、実は人間の体内のあらゆる組織に存在する免疫成分の1つ。特に臍帯血(さいたいけつ)や赤ちゃんの血液成分の1つ血漿に高濃度に含まれていたり、母乳中にも高濃度に含まれていることから、乳児の成長・発達に重要な成分であると考えられ、研究がすすめられてきたそうです。
オステオポンチンには、いろいろな働きがあると考えられていますが、特に赤ちゃんに対しては、「乳児期の免疫機能の発達」「消化管機能の発達」「認知・学習機能の発達」と主に3つの働きに関係しているのではと言われています。中でも、赤ちゃんの感染症を予防し、免疫機能の発達に重要な役割を担っていることは赤ちゃんによる臨床研究により実証されているそうです。
日本の赤ちゃんに適正な量の免疫成分を配合
また、母乳中のオステオポンチンに関する国際共同研究によって、母乳に含まれるオステオポンチンの量は、国によって差があったり、同じママの母乳でも授乳時期によっても差があることが判明。その研究結果により、日本の赤ちゃんにとってどの程度の量のオステオポンチンの添加が適正なのかも判別したそうです。
免疫成分は、体に多く取り込むほど、予防効果が高まるような気がしてしまいますが、実はそれは大間違い。もちろん少ないと効果が出にくくなりますが、多すぎると自分の体を攻撃し病気を引き起こすアレルギー疾患のような心配も出てしまうのだそうです。日本の赤ちゃんのために適切な量を見極めることはとても大切というわけです。
母乳研究の最新結果に基づき、ミルクの栄養成分も調整
また、今回のリニューアルでは、オステオポンチンの新配合とともに、母乳調査の最新の結果に基づいて粉ミルクの栄養成分を以下のように調整もしたそうです。
<タンパク質>
・母乳研究などにより、量と質を母乳に近づける
・脳や網膜の発達に重要なタウリンを強化
<炭水化物>
・乳糖、母乳オリゴ糖を配合し、母乳に近づける
<脂質の改良>
・多価不飽和脂肪酸のn-6系列とn-3系列の比を調整
・脳や網膜の発達に重要なDHA(ドコサヘキサエン酸)を配合
<ビタミン・ミネラル>
・ビオチン、カルニチンを配合
・赤ちゃんの未熟な生理代謝機能を考えミネラルの量とバランスを調整
・濃度やPHを母乳に合わせて調整
母乳研究の結果により、日本で初めて、免疫成分オステオポンチンを日本の赤ちゃんにちょうどいい量で配合することになった「すこやかM1」。さらに赤ちゃんを守る力をパワーアップさせた新しい粉ミルクになりました。それを機に、パッケージも明るくかわいいデザインに変更したそう。ぜひ、お店で手に取って新しさを確認してみてくださいね。
800g(大缶)2700円
300g(小缶)980円
13g×18本(スティックタイプ)1100円
6.5g×24本(ミニスティックタイプ)908円