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自己流はNG!? マタニティヨガについて助産師が教えます!

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回はマタニティヨガに関するご相談です。

マタニティヨガのイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。今回はマタニティヨガに関するご相談です。

 

Q.妊娠24週に入り、ヨガでも始めたいと思っているのですが…

現在、妊娠24週0日です。4週間前の健診では逆子ちゃんと言われましたが、それ以外は何も言われず健診が終わりました。

 

体の重さやだるさが気になってきていて、ヨガでも始めたいなと思うのですが、私が住んでいる地域や健診を受けている産院ではマタニティヨガを実施していません。

You Tubeでマタニティヨガの動画があり、自宅でもできそうな気がしますが、そのようなものを活用してヨガをしてもいいものでしょうか?

 

調べたら逆子ちゃんには禁止のポーズもあるということなども書いてあり、何をどのように信じておこなえばいいかわかりません。

 

高杉絵理助産師からの回答

安定期に入られ、逆子ちゃんということ以外は妊娠経過は順調のようですね。
マタニティヨガはむくみの改善や腰痛などのマイナートラブルの改善、お産に向けての呼吸法や身体作りには効果があると思います。また、少し体を動かすことで気分転換にもなりますね。特に運動制限がないようでしたらそろそろ始められてもいいと思いますよ。

 

最近ではYou Tubeでも観れますし、市販のDVDなども販売されています。マタニティヨガの先生が監修されているものでしたら注意点や内容の説明などもあると思いますので、安心かと思います。また、ポーズなどは無理しすぎないようにされてください。そして、おなかが張ったりするようでしたらすぐに中断されてくださいね。
楽しんで妊娠中の運動ができるといいですね。


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

 

マタニティヨガの効果とは?

マタニティヨガの効果は主に下記のようなものがあげられます。

 

★血行を促進してくれる

ヨガの基本は呼吸法です。腹式呼吸をおこなうことで体のすみずみにまで酸素が運ばれるようになります。そのため、おなかの重みであまり動かなくなり、体のあちこちで淀んでいた血流を改善してくれます。妊娠後期から起こりやすくなる足のむくみなどの解消にも役立ちます。

 

★自律神経のバランスを調整してくれる

女性のホルモンバランスは、妊娠によって大きく変化してしまいます。そのため精神的に不安定になったり、あるいは身体の不調が発生したりするのです。

 

このように高ぶった自律神経を、ヨガをおこなうことで鎮めることができるようになります。その結果、自律神経のバランスが調整されて精神的にも肉体的にも安定した妊娠期を過ごすことができるようになります。

 

★骨盤を整え、強化してくれる

ヨガのポーズにはいろいろなものがありますが、そのなかでも座っておこなうポーズは骨盤の位置を正常な位置に戻すことを意識しています。ヨガをおこなうことで妊娠前、あるいは妊娠によって歪んでしまった骨盤の位置を整えてその周りの筋肉を強化してくれます。

 

さらにヨガの座位は股関節を広げて座るポーズが多く、股関節を柔軟にし、赤ちゃんが降りてきやすくしてくれますので、臨月に入ったらなるべく意識しておこなうようにしましょう。

 

★基礎代謝が向上し、太りにくくなる

ヨガをおこなうと全身の血流が改善しますので、体のすみずみにまで酸素が行き渡り細胞が活発に活動するようになります。これが全身の基礎代謝を上げてくれる要因となります。妊娠中の基準以上の体重増加は、妊娠高血圧症候群などの合併症を招いたり、出産時の難産を引き起こしたりするおそれがありますので、基礎代謝を上げて太り過ぎを阻止しましょう。

 

★筋肉をほぐしてくれるので、全身状態が良くなる

妊娠はほんの数カ月で急におなかが大きくなりますので、体のバランスがうまく取れなくなったり動かさない部分の筋肉が硬くなったりします。けれどもマタニティヨガをおこなうと、日ごろ使っていない筋肉もほぐすことができるので体全体がリラックスしてきます。妊娠後期に特徴的な肩こりや腰痛などの解消にもつながります。

 

マタニティヨガをする時の注意点は?

基本的にヨガはひとりでもできますが、呼吸法や力を入れる部位などを素人考えでおこなってしまうと、妊娠そのものに影響が出るおそれもあります。

 

インターネットでマタニティヨガを検索をしてみると、たくさんポーズが紹介されていますし、ハウツー本やDVDなども出版されていますのでこれらを利用しても良いと思います。

 

とは言え、いずれの場合もおなかの張りや痛みなどの違和感を覚えたり、何となく気分がすぐれないなど、いつもと違う状況を感じたら無理をせずにすぐに動くのをやめて横になりましょう。


※参考:基礎知識(妊娠中)「マタニティヨガはいつから始める?効果や服装ついて【ヨガ動画解説】」【監修:助産師 REIKO】

 

 

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