いつも保育園で最後のお迎えだけど、赤ちゃんの負担になっていない?

2019/09/06 20:00
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保育士の中田馨さんが、いつも保育園で最後のお迎えになってしまうママに向けて、お話ししてくれました。なぜママが罪悪感を持ってしまうのか、お迎えが最後なのは本当にかわいそうなのかなどをまとめて解説!
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育児の悩み
保育園・幼稚園

 

こんにちは、保育士の中田馨です。仕事をしているママにとって必要不可欠なのが保育園や保育所。閉園時間ギリギリになってしまうママは、特にお迎えのときにとても申し訳ない表情で来られる方もいます。

 

今回はそんなママへ向けて、実際に保育士の私が現場で感じていることを書きます。

 

ママが抱える罪悪感とは

お迎えの時間に申し訳ないと思うママの気持ちの中は、一番最後になってしまっている保育士さんへの申し訳なさもあるでしょうが、何よりも最後に一人になってしまった自分の子どもに対しての「罪悪感」であることも多いです。他のお家と比べて、子どもを長時間預けている今の自分の職環境に、子どもを付き合わせてしまっていると感じているのかもしれません。

 

そんな気持ちのときに保育士から「いい子でしたよ」と言われると、さらに子どもへの申し訳なさは大きくなってしまいます。だからこそ「いつも最後ですみません」と言ったり、子どもに対しても「待たせてごめんね」と言った言葉が出てきます。

 

こんな気持ちを持ってしまっているママに言いたいことは、「罪悪感」は持たないでください、ということ。まずは、保育士には「いつも最後までありがとうございます」、子どもには「待ってくれてありがとう」という言葉に言い換えることからスタートしてみましょう。

 

お迎えが最後なのは本当にかわいそう?

さて、お迎えが最後なのはかわいそうなことなのでしょうか? 子どもはママのお迎えが遅いと悲しい気持ちになってばかりなのでしょうか? もちろん、夕方になると次々と友だちがママと帰っていく姿を見ますので、悲しくなって泣いてしまう場面もあります。でもそれは、最初に帰る子ども以外はみんな感じること。子どもは1歳ごろになると、何となく自分が帰る順番が分かり始めます。「あ、〇〇ちゃんの次は自分だ!」とそわそわし始めたりもします。自分のお迎えがまだだとわかっているときには、遊びに集中している子もいます。

 

子どもは子どもで、時間の流れを感じながら夕方のお迎えの時間を過ごしています。そこで本題です。「お迎えが最後なのはかわいそうなのか?」ということ。これは保育士の立場から言いますと「NO!」です。その理由は、次の項目で書かせてもらいますね。


保育士さんに任せて大丈夫!

私が感じることは3つ。1つ目は、最後の子どもは先生を独り占めできるからです。なんなら、保育園に残っている先生全員を独り占めにできます。先生の注目が、すべてあなたの子どもに集中します。2つ目は、自分が好きな遊びに熱中できます。普段、順番が回ってくるまで待たなくてはいけない人気のあるおもちゃも、ゆっくりじっくり遊ぶことができます。3つ目は少人数だからこその遊びができます。

 

例えばうちの保育所の場合、0・1・2歳が同じ部屋、同じ空間で過ごしています。0歳児がいるときは、口に入れて困るような小さいおもちゃは出しません。逆に、動きが活発な2歳児がいるときに、0歳児用のベビージムを出したり、床でゴロゴロするなどスペースが必要なことはできません。

 

普段できない遊びをママが帰ってくるまでの間、じっくりできるのはお迎えが最後の子だからこそできることだと思います。なのでママは保育所に預けている間は「罪悪感」を持つ必要はありません。子どものことは保育士に任せて大丈夫です。
 

休みの日に親子の時間をたっぷりと

「罪悪感を持つ必要はありません」と言われても、やっぱり何だかスッキリしないときは、親子で過ごす時間を今より意識してみてください。お迎えのあと、家まで帰る道での会話でもOK。「今日はどんなことしたの?」「△△ちゃんのおかげでママ仕事がたくさんできたよ!」「今日のごはんはカレーだよ!」など、どんなことでも構いません。

 

家に帰ってから寝るまでの時間も意識してみましょう。カンタンなお手伝いを頼んでみるのもいいですね。お話しして、食事して、お風呂に入って、一緒に寝て、そしていっぱい抱きしめてあげてください。
 

休みの日には、親子で過ごす時間が長くなります。どこかに出かけるだけでなく、家の中で過ごすことも親子の時間です。親子でゆっくりとゴロゴロしてもいいですね。休日は意識的に子どもがママやパパに甘える時間をたっぷりと取るようにしてみましょう。

 

 

ママは、家事・仕事・子育てと毎日頑張っています。頑張っている自分をまずは認めてみてください。勤務時間などの環境を変えることは難しいと思いますので、今ママができることからチャレンジしてくださいね。

 

著者

保育士 中田馨

一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長


0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨“和の離乳食レシピ”blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中! BLOG:「中田馨“和の離乳食レシピ”blog



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