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自営業で2人目妊娠⋯困ったこと・悩んだこと【ママの体験談】

個人事業主のママが、第2子を妊娠。産休・育休がとれない、収入がなくなるなど、自営業者だからこそ困ったこと・悩んだことを紹介しています。

妊婦さんのいる家族

 

第1子出産時は専業主婦だったのですが、その後個人事業主として開業し、第1子が4歳のときに第2子を妊娠しました。そのときにいくつか困ったことがあったので、紹介したいと思います。

 

産休・育休がとれない

当然のことですが、どこかの会社に雇われているわけではなく自営業なので、産休・育休という制度がありません。労働基準法では産前6週間と産後8週間は休業と定められおり、それ以上休みたくても出産・育児のための休暇とは見なされないのです。

そのため、それ以上休んでしまうと「第1子も家庭保育が可能」と見なされてしまい、第1子が保育園を退園させられてしまう可能性がある、と保育園や行政から言われました。もしそれが嫌なら、第2子も生後2カ月で保育園に預けて働いてください、ということでした。

2歳から通っていた保育園を退園させられてしまうのは子どももかわいそうでしたし、私としても不本意極まりないことでした。かといって、生後2カ月で子どもを預ける気にもなれませんでした。 何度も行政担当者と話し合い、なんとか生後6カ月までは第2子を自宅でみて、第1子は保育園に通えるようにしてもらいました。

 

収入がなくなる

自営業者は雇用保険に入れないので、出産手当金や育児休業給付金などはもらえません。誰かを雇っているわけではなく個人で仕事をしているので、仕事を休んでいる間は収入がゼロ。

産休・育休はもう少し長くとりたい、でも休んでいると収入はない⋯⋯。女性の個人事業主として、これはとてもつらく悩ましい現実でした。 取引先にもできるだけ迷惑をかけぬよう、結局産前はギリギリまで仕事をしていました。

 

仕事がなくなる不安

自分が出産のために仕事をお休みすることを、すべての取引先に伝える必要があります。みなさん「おめでとうございます、頑張ってくださいね!」と応援してくださるのですが、産後にまた仕事を依頼してくれるのか、これまで引き受けていた仕事が他の方に回ってしまうのではないか、産後に仕事がなくなったらどうしよう⋯⋯という不安も大きかったです。

しかし、そこで仕事が途切れてしまった場合は自分の力不足だったということ。気持ちを切り替えて出産に挑み、産後も仕事を整理する良い機会だと捉えるようにしていました。

 

 

働き方改革や女性の社会進出などが叫ばれている昨今ですが、既存の労働基準法を見てみると主に男性向けにつくられているんだろうな⋯⋯と感じることが多いです。妊娠・出産・育児を経験する女性が、もっと臨機応変に仕事や生活のスタイルを選べる社会になってほしいものです。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じてお住いの地域の行政・保育課などに相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    著者プロファイル

    ライター岩崎未来

    三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。

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