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節約の近道はコレ!家計簿に挫折した人向けの家計の記録方法

ファイナンシャルプランナーの大野先生が、自分に合った家計の記録方法についてお話ししています。まずは1カ月から始めてみること、「収入―貯金=支出」の家計を目指すことなど教えてくれました!

この記事の監修者
監修者プロファイル

ファイナンシャルプランナー大野高志

1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計 代表取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
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家計簿や家計管理のイメージ

 

消費税増税からしばらく経ちましたが、増税をきっかけに節約を考え始めた方もいらっしゃると思います。キャッシュレス・ポイント還元事業で安く買えるものもありますが、これも期間限定の施策ですので、家計を安定的に継続させるには記録をつけて収支の過不足を確認することが有効です。初めて家計の記録を付けようと思う方、過去に家計簿を付けようとして挫折した方向けに家計の記録の付け方をお伝えします。

 

自分に合った家計の記録方法を探しましょう

毎年10月頃から新年の手帳が書店や文房具店などで売り始められますが、家計簿そのものや雑誌の付録の家計簿も同じころ売り始められます。まずは、いくつか手に取ってデザインやレイアウト、値段などでご自身が気に入ったものがあればまずは1冊購入してみましょう。最近では、一部の100円ショップでも取り扱いがあるので、探してみると良いかもしれません。
 

また、手書きが苦手な方は、スマートフォンのアプリでもレシートを撮影するタイプのものや銀行口座・クレジットカードと連動しているものもありますので、ご自身に合ったものを試されると良いでしょう。App StoreやGoogle Playなどで“家計簿”アプリを検索してみましょう。一方で、データや連動するアプリは便利なのですが、家計のデータは個人情報でもありますので、アプリがどの程度の情報を利用するかは使う前に確認してください。
 

記録を付けた後は、どのような費用か、月単位で黒字か赤字か等を判断するのですが、以下に“家計記録シート”の見本を載せておきますので、項目の判断が難しい方は参考にしてみてください。

家計記録シート

まずは1カ月から始めてみましょう

家計を記録する目的は、細かく記録を取ることではなく、無駄な出費がないか、貯金ができているか、赤字なら解決できる金額かを確認することです。多くの方が月単位で収入を得たり、支払いをしたりされているので、まずは1カ月の記録を取ることから始めてみましょう。


毎月の支払い額が決まっているもの、ほぼ決まっているものを固定費、月によって変わりやすいものを変動費とします。固定費が高止まりしている場合はプランや支払う内容の見直しを、変動費が多い場合は無駄がないかを中心に確認しましょう。月額収支がマイナスであれば、貯金を取り崩している状態ですので、この状態が継続すれば貯金がなくなってしまう可能性もありますので、たまたまその月だけマイナスなのか、しばらく続きそうなのかを見極める必要があります。
 

そのため、まずは1カ月記録をつけ傾向を見ましょう。また、季節の傾向や臨時の支出やボーナス等の毎月でない収入を含めて家計を把握するためには1年記録を続けるとより分かりやすくなると思います。

 

「収入―貯金=支出」の家計を目指しましょう

家計の毎月の収支の傾向が分かったら、次はライフプラン(長期にわたる収支の計画)に目を向けることができればより良いと思います。
 

お子さんに掛かる支出は長期間に渡ります。そのためにも、2019年10月から幼児教育・保育の無償化で3歳児~5歳児の利用料が無料となる分や児童手当などで家計に入れなくても良い分があれば、将来の教育費等に向けて貯金することも検討されると良いでしょう。そのために、毎月のやりくりで残った金額を貯金するより、あらかじめ貯金をする金額を決めてから残った分で支出額を決められれば、効率よく貯めることができます。できるところからはじめて、収入-支出=貯金の家計から収入-貯金=支出の家計を目指しましょう。


消費税が2%増税することにより、例えば20万円を使った場合軽減税率を考慮しないと4千円の負担増となります。収入が変わらないとすると、この4千円がまるまる負担となってしまいますが、固定費の削減や変動費の見直しでその負担を軽減することも可能です。そのためにも家計を記録して傾向を把握することで、対策がしやすくなります。まずは1カ月おおまかに家計の記録をつけるきっかけにしていただければと思います。
 

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