母子健康手帳をフル活用! 母子健康手帳は記録するだけじゃなかった!

2019/10/08 17:00
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母子の健康を守ってくれる母子健康手帳。母子健康手帳の機能などについて、助産師の高杉さんがお話ししてくれました。母子健康手帳をフル活用し、妊娠中や育児中に役立てましょう。
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母子手帳を見ている夫婦のイメージ

 

ママと子どもの健康状態や成長を記録する「母子健康手帳(通称:母子手帳)」。日本では、妊娠・出産と切っても切れない存在の母子健康手帳ですが、実は日本独自のシステムで、この一冊で妊娠中のママや胎児、新生児から6歳までの健康管理ができる世界に誇れるものなのです。では、母子健康手帳の受け取り方法や母子健康手帳はどのようなものなのかをみていきましょう。

 

妊娠したら母子健康手帳をもらいましょう

妊娠がわかったら病院で妊娠の診断を受けましょう。今は妊娠検査薬で簡単に妊娠判定ができますが、病院で妊娠していることを確認してもらってから母子健康手帳をもらいに行きます。住まいの市区町村に妊娠届を提出すると、母子健康手帳が発行されます。お子さん1人につき1冊なので、たとえば双子ちゃんだったら2冊になりますね。

 

母子健康手帳にはなんの記録ができるの!?

母子健康手帳は、戦後の1948年に生まれました。当時は育児用ミルクの配給が記録されていたといいます。


母子健康手帳はママと子どもの記録の場所です。ママの既往歴や現在の健康状態、妊娠経過について記録するところや、おなかにいる赤ちゃんの健康状態や発育状況を記録するところがあります。また、出産の状況や産後のママの身体のことや子どもの様子なども記録するところがあります。病院を退院した後も、子どもの定期健診や予防接種の接種状況を記録できますし、子どもが就学するまでの間の記録の場所になるので大切にしましょう。

 

定期的に妊婦健診を受け産院に記録してもらい、ママも母子健康手帳に記録していくことで、母子健康手帳の役割である、妊娠・出産・産後と母子を継続的に見守る仕組みができるのです。そのお陰で、母子健康手帳の普及とともに、日本における乳児死亡率は減少してきました。また、妊娠中のママの気持ちを書くところもあります。子どもが大きくなったときに、ママはこんな気持ちであなたが生まれてくるのを待っていたのよ、と一緒にお話ししてあげると子どももきっとうれしい気持ちになります。ぜひ、ママの気持ちを書き留めてあげてくださいね。

 

なお、乳児死亡率の高い発展途上国では、妊娠、出産、産後に母子の健康を継続的に見守ることのできる日本のような仕組みを作るためにも母子健康手帳の普及が進んできています。日本独自のシステムが今や国境を越えて世界のママやお子さんたちを救っているなんてすごいと思いませんか?!


母子健康手帳には実は妊娠・子育て情報も満載!?

母子健康手帳は妊娠・出産の状況、産後の経過や子どもの就学までの様子がすべて1冊に記録できるようになっている日本独自のシステムですが、母子健康手帳の良さは記録ができることだけではありません。「妊婦さんの過ごし方や妊娠中・産後の食事」「新生児期から6歳までの年齢別育児のしおり」「子どもの事故防止」「乳幼児の食事」「離乳食の進め方」「予防接種」また「子育て支援制度」など、これらの情報がすべてわかりやすく記載されています。


このように、母子健康手帳は記録するためだけではなくて、妊娠中のママのことや、生まれてからの子どものことや子育てのことなど、大切な情報もわかりやすくつまっているのでしっかり活用しましょう。

 

 

世界に誇る日本の“母子健康手帳”、しっかり活用して大切にしましょう。そして、妊娠中は必ず持ち歩くようにしましょう。妊娠経過が一目瞭然なので外出先で何かあっても安心です。ママと赤ちゃんの最初の絆。たくさん活用して、生まれてくるワクワクを楽しみましょう。

 

監修者・著者

助産師 高杉絵理


大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。



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