元カレに言われたひと言が…
以前の私は、自分にあまり自信がありませんでした。何かを決めるときも「これで大丈夫かな?」と不安になり、つい周囲に相談してしまうことも多かったと思います。
そんなある日、元カレと何気なく話していたときのことです。彼は笑いながら、「○○(私)って、ひとりじゃ何もできなさそうだよね」と言いました。
冗談っぽい口調でしたが、私は一瞬言葉を失いました。「そんなことない」と笑って返したものの、内心はかなり傷つきました。
もちろん、当時の私は彼に頼ることも多かったと思います。でも、“頼る”と“何もできない”ことは違うはず――そう感じて、悔しさがずっと心に残りました。
その後、価値観の違いもあり、私たちは別れることになったのです。
「自分でできる」を少しずつ増やして
別れてから私は、「見返したい」というより、「自分に自信を持ちたい」と思うようになりました。仕事では苦手な業務にも挑戦し、一人で行動する機会も増やしました。
最初は不安でしたが、自分で決めて、自分で動く経験を積み重ねるうちに、少しずつ気持ちに変化が出てきました。特別なことをしたわけではありません。ただ、毎日をコツコツ積み重ねていくうちに、「私は私で大丈夫」と思える瞬間が増えていったのです。
すると以前のように、誰かの評価ばかり気にすることも減っていきました。
数年後の再会で、思いがけない言葉が!
それから数年後、私は偶然元カレと再会しました。久しぶりに会った彼は、少し驚いたような顔で私を見て、こう言いました。
「なんか、雰囲気変わったね。すごくしっかりした感じがする」
その瞬間、不思議なくらい胸の奥がスッと軽くなりました。
相手に勝ったとか、認められたかったわけではありません。ただ、「ひとりじゃ何もできなさそう」と言われて傷ついていた、あのころの自分を乗り越えられた気がしたのです。
誰かの何気ないひと言が、長く心に残ることがあります。でも、その悔しさが、自分を変えるきっかけになることもあるのだと感じました。
今振り返ると、私が本当に越えたかったのは元カレではなく、“自信が持てなかった過去の自分”だったのかもしれません。
著者:かなみろ/20代女性・姉妹を育てる二次の母。趣味は映画鑑賞と、水泳を習ってます。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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