私の母乳はおいしくないの!?
乳腺炎を患った私は母乳外来を受診し、まずはマッサージをしてもらいました。痛みが落ち着いて、ホッとひと安心。そんなとき、私の母乳は「マズイ」状態だという、思いがけない言葉が先生から発せられました。
甘い物を極力控え、母乳にいいと言われる野菜や大豆類を摂るように心がけていた私にはショックな言葉でしたが、マッサージのときに搾った母乳を実際に見せてもらうと、きれいな色ではなく少しドロドロとした状態の母乳だったのです。このときに私は初めて母乳の味について考えさせられました。
大豆が私には合わない?
私が受診した母乳外来の先生は、「腕がいい」と非常に評判の先生でした。先生は母乳の状態を見ると、何が問題なのかわかるようで、私の母乳を見て「大豆は控えなさい」と言いました。
母乳にいいと聞いて、極力食べるようにしていた大豆がダメだと言われ、困惑したことを覚えています。母乳にいいと言われていても、人によっては逆に控えたほうがいい物もあるのだと先生は教えてくださいました。加えて、油分のとり過ぎで、少しドロドロしている状態だということも指摘されました。
油分は控え、根菜類を意識した食事に変更
スムーズに母乳育児をするには、にんじんやごぼう、大根などの根菜類を取り入れるといいとのこと。根菜類はもちろん油分もなく、なにより母乳の味も栄養面も整える効果があると教えてくれました。
私は大根もごぼうも苦手でしたが、それ以降は意識して食べるように。すると、2回目の母乳外来で見た母乳は、明らかに前回の受診で見たものとは違っていました。前回見た母乳のようにドロドロしていないうえに、色も白に近いような、やや黄色い色に変わっていました。
母乳を飲む赤ちゃんにとって、母乳はとても大切な栄養源です。初めて行った母乳外来では厳しいことも言われましたが、母乳について考え直すいい機会になりました。今思えば、母乳外来を受診して本当によかったと心から思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト:(c)chicchimama
著者:前田奈々
自閉症の長男、次男の二児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
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私は母乳の出が悪くついには詰まって藁にもすがる思いで有名な母乳外来の先生にかかりました。
「乳がまずい。腐っているから子が飲まない。腐った乳のせいで吐くんだ(日に20回も30回も吐いていました)。子どもがかわいそうだ。」と言われたクチです。
その先生が触ると、それまで無理やり絞っていた母乳が飛び出るようにはなり施術の腕は確かでしたが、慣れない状況でいっぱいいっぱいの子育てをしている新米母に向かって凄まじい暴言の数々でした。
私は何でもバランスよく食べるごく普通の食生活をしていましたが、その先生にかかれば肉も魚も乳製品も油も禁止、豆は毎日違う種類のものを食べるように、料理の味付けは砂糖禁止、醤油のみOK。ただでさえ精神的にやられているのに、そんな味気ないものを修行のように作って食べるなんて無理…。夫と別に二度手間なのも無理…。結局、できる範囲でバランス良く食べていました。
その後、別の母乳外来に行ったところ、食事制限の必要はなく、ストレスが無いように、気持ちを楽に子育てしましょう、と励まされました。そして何より、併設していた小児科から大学病院を紹介され行ったところ、我が子が乳を吐いていたのは生まれつき胃食道逆流症だったからでした。乳は関係なかった!!
慣れない子育てな上、乳の調子が悪くなった時、自分に原因を求めがちになる不安定で判断力の鈍った母親の弱みに漬け込むような不安の煽り方はやめてほしいと心から願います。
私は1度きりでやめて他を探して本当に良かったと思います。ちなみに私は、ここで良い乳と紹介されている黄色っぽい乳はダメで、米のとぎ汁のような青白いのが良いと言われました。どちらにしても根拠があるのか不明です。
> 先生は母乳の状態を見ると、何が問題なのかわかるようで
透視術か何かですか。
いつになったらこの母乳と食事に関する狂信はなくなるんでしょうね。
母乳で悩むお母さん方は、ちゃんとしたエビデンスのある医師の記事を参考にしてください。
https://www.google.co.jp/amp/s/smilehug.exblog.jp/amp/17572201/