妊娠前と妊娠後では、人間関係の在り方に変化が生じるかもしれません。例えば、「少し相性が合わない?」と感じるお姑さんとの関係も、妊娠をきっかけに改善させるチャンスがあるかも!また、身近な存在である実母やご主人との関係も見直したいところ。より関係を良くすれば、妊娠中の悩みや不安が減るかもしれませんよ。
姑との良好な関係が出産後に効果発揮?
妊婦さんにとっても、気になる存在のお姑さん。結婚生活の中での嫁姑関係のトラブルはよく聞く問題ですよね。でも、孫が生まれるというお祝いごとは、お姑さんもこれ以上ないくらい楽しみにしていることでしょう。「姑とはちょっぴり相性が合わないかも・・・」とお悩みのママも、ここはお姑さんの存在をプラスに考えて、協力してもらうのも1つの手です。
特にワーキングママにとって、保活がうまくいかなかった時や、ママの具合が悪くなった時など、お姑さんと良好な関係が築かれていれば、心強い味方になってくれることも。ちょっとしたことでも良いので頼ってみたり、子育ての先輩としてアドバイスをもらったり、お姑さんの自尊心をくすぐっちゃいましょう。こまめに連絡をとったり、ベビー用品を一緒に見に行ったりするのもおすすめですよ。
母からもらった愛情を思い出してみよう!
まるで”姉妹”のような関係の親子を目にすることがありますよね。でも、孫の誕生とともに、その関係が微妙に変化することも。親子とはいえ、個性も違えば考え方も違います。特に、子育てや出産には、ジェネレーションギャップが付きもの。「私達のころは~」「昔は~」といった過去を懐かしむ言葉を耳にするかもしれませんね。
実母は子どもを無事に育て上げた子育てのプロ。だからこそ、「娘に役立つアドバイスを・・・」と思ってしまうのかもしれません。なかには、耳にタコができちゃうくらい母親がいろいろと言ってくる、なんて方も?でもそこは実の親子。何か困ったことがあれば、真っ先に助けてくれる大切な存在です。子育てやマタニティライフのエピソードをたくさん聞かせてもらってください。そうすることで、あなた自身が母の愛情を改めて実感できるでしょう。幼いころのアルバムを一緒に見てみるのも懐かしくて良いですよ。
育児は夫婦の役目!パパの協力は不可欠
妊娠と同時に、10カ月近くお腹の中の赤ちゃんと一緒に過ごすママ。つわりや痛みに耐えていくうちに、どんどん母親としての自覚が芽生えてきます。でも、男性は同じようにはいきません。成長するお腹を目の当たりにしても、「父親」としての実感はなかなか湧かない方も多いよう。そのため、育児のサポートがうまくいかないなんてことも多々あります。
ママがだんだんと母親としての自覚が芽生えていくように、パパにとっても、いきなり父親になるのは難しいこと。そこで、出産までの間に、少しずつパパになる心構えを理解していってもらいましょう。赤ちゃんのエコー写真を見せる、心音に触れさせる、産後の子育てについてよく話し合うなど、マタニティライフにご主人も参加してもらうことが大切です。育児は夫婦で助け合ってするもの。ママだけが無理をせず、つらい時はつらいと伝えて、協力を求めてくださいね。「黙っていてもわかってほしい」は禁物です。
出産は女性にとってのいち大イベント。出産後は大きなよろこびとともに、「子どもを育てる」という大きな責任も背負います。そんな時は1人で抱え込まずに、ご主人やご家族に手助けを求めてくださいね。お互いに協力できる良好な関係が築けたら、とっても心強いですよ。
(TEXT:津田 玲)