話題の「赤ちゃんの熱性けいれん」、実例と小児科医の対処法を動画で解説

赤ちゃんが突然熱性けいれんを起こしたら、慌てず対処することが大切です。この記事では赤ちゃんが熱性けいれんを起こしたときの対処法を小児科医の三石先生が教えてくれています。

この記事の監修者

医師三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長

東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。

 

今、SNSで話題になっている「熱性けいれん」。娘さんが熱性けいれんを起こして救急車に運ばれた状況を他の方のためにと綴ったものです。このママは正しい知識があったため助かったようですが、正しい知識を持っているママやパパは意外と少ないもの。そして、生後6カ月以上の赤ちゃんが38度以上の発熱をしたときに起こりやすいのが「熱性けいれん」。けいれんしている赤ちゃんをみると、ママは動揺してしまいがちですが、冷静に対処することが大切です。ここでは原因や適切な処置方法をご紹介します。

 

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熱性けいれんを起こしたときの対処法

1)熱性けいれんは、小児期でもっとも多いけいれんとされていて生後6カ月~5歳の間、38度以上の発熱にともなって引き起こります。一般的には数十秒で終わりますが、時に、1分以上続くこともあります。


2)けいれんが起きたときに、赤ちゃんを揺さぶったり、大きな声で赤ちゃんを呼んだりしてはいけません。余計な刺激を与えることで、けいれんが長引いてしまう恐れがあります。落ち着いて、赤ちゃんのそばにいて状況を観察しましょう。


3)赤ちゃんの衣服を緩め、(特に首回り)


4)横向きに、寝かせましょう。


5)その際、嘔吐したら、嘔吐物を喉に詰まらせないよう拭き取り顔を横に向けます。


6)慌てて口の中に指やタオルを入れないようにしてください。


7)けいれんを起こしたときの状況(体温・発症時間・けいれんの持続時間など)をわかる範囲でメモしておきましょう。


8)クーリング(氷まくらなどで体を冷やすこと)をしていない場合は、クーリングを開始しましょう。タオルケットなどをかけている場合は、減らしたり薄手のものに交換しましょう。


9)また、医師からけいれん止めの坐薬が処方されている場合は、必ず医師の指示に従って、用法・用量を守って使用しましょう。

 

受診の判断について

その後、受診するかどうかの判断は、かかりつけ医や休日・夜間であれば、救急病院、#8000(子ども医療電話相談)に電話をして相談してみましょう。


ただし、
・初めての熱性けいれん(特に1歳未満)
・けいれんが5分以上続く
・短い間隔で繰り返しけいれんが起き、意識もうろうとしている
・けいれんに左右差がある
・けいれんを起こしたときのお熱が38.0度以下だった等の場合は、受診してください。


熱性けいれんの際に大事な “おしゆはき”

…落ち着いて
…静かに
…衣服を緩める
…離れない
…状況を記録する

 

実際にわが子が、熱性けいれんで苦しんでいる場面を見ると、パニックになってしまうかもしれません。しかし、そこをぐっとこらえて、あわてず、落ち着いて状況を観察することが大事です。きっと一番心細いのは赤ちゃん本人なので、ママはなるべく赤ちゃんのそばから離れず見守っていてあげましょう。

 

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