「月経カップが取れない…!」でも私は産婦人科医。取れないときは…

2020/01/04 14:30
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産婦人科医、高橋怜奈さんが今話題の月経カップを実際に試してみたという体験談を4回にわけてご紹介します。2回目は月経カップ、初めての取り出しの話。
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HappyCup

 

こんにちは! 産婦人科医の髙橋怜奈です。前の日の夜、初めて月経カップを装着し、朝起きて一滴も経血が漏れていないことを確認した私。出勤後のお話です。

 

外出先で、初めて月経カップを交換することに

前日、月経カップを入れたのが22時ごろ。
職場に着いたのが8時ごろ。

 

午前中は外来業務で、お昼ごろまでゆっくりトイレに行く時間がないと思い、職場のトイレで月経カップの交換をしてみることにしました!

 

外すときに手が汚れるし、それでペタペタあちこちを触るのは大変不潔なので、

 

●大量のアルコール消毒綿と、念のため
●使い捨ての医療用のゼリー(病院でおしっこの管を入れたり、腟に医療器具を入れたりするときに潤滑油的な役割で使います)を持参しました。

 

 

トイレに行って確認すると、やっぱり経血はついていない。

さて外そう。

 

あ、まず手を綺麗に洗いましょう。トイレのドアも汚いので、個室に入ってから再度、手を除菌ウェットシートなどで拭くことをお勧めします。

 

手をウェットシートで拭き、十分に濡らします。

私が事前に調べた取り外し方は、まず、ウン!とウンチをするみたいに踏ん張って、奥に入れた月経カップを腟の入り口近くまで下ろしてくると。

 

月経カップの下には「ステム」という、月経カップの位置を確認するためのガイドがあるんですが、それが奥に入ってしまって見つからないという人の体験記事を見ていました。

 

HappyCup

 

私は浅く入れてしまっていたのですが、たしかに「ウン!」と踏ん張ると、下に落ちてくる感覚があります。

 

そして次に、腟に指一本を入れ、挿入された月経カップにそわせて、月経カップを押すと、密閉が外れる、とのことです。

 

でも私はタンポンも入れるのが怖くて、どうしても1回だけ状況的に使う必要があるときに試して、かなり戸惑った経験があり……。

自分の腟に指を入れることに抵抗があるんですね。

痛いし……。

 

でも今はそんなことは言ってられないので、指をおそるおそる……

無理!!!

 

奥に入れるのが痛くてできない。

 

月経カップが取れない…!どうする?

ここでゼリーの登場です。

皆さんは、ローションとか、なければオリーブオイルとかでもいいと思います!

 

持ってきてよかったー!

 

ゼリーを指に塗り、また挑戦。

 

なんとか入る……。

 

でも押せない……。(今考えたら、指の入れ方が甘かったんです)

 

一旦気を取り直して、ネットで『月経カップ 取れない』とか『月経カップ 取りかた』とかを検索しまくる。

 

すると、月経カップを産婦人科で取ってもらった人の記事が出てきました……。

 

 

そう、私は産婦人科医。

もしダメなら、他の先生に取ってもらおう(笑)!

 

 

でもみなさん記事を見ていると、苦戦はしているものの、取れている人が多いんですね。そうこうして15分ほどトイレで時間が過ぎて行きました。

長くなるのは想定範囲内だったので、トイレが5つほどある一番奥のトイレを使いました。

 

 

で、月経カップの取り出しかたの記事に共通していたのは、「思いっきり指を入れること!」ということで、また改めてゼリーを指に塗りたくって、覚悟を決めグイッと入れました。

 

月経カップの側面をグイッと押すと、ボコっという感触。

 

「こ、、これは……!??」


密閉が解除されました!

 

ここまできたらこっちのもん。

なんか取れそう。

産まれるー!!!!!

 

 

もうこの時の形相は鬼ですね、多分。

 

 

取れました。

 

取り出したあとは…?

ここまででエネルギーを消耗しすぎて、月経カップを取るときにシリコンを折り曲げられず、ほぼそのままの形で出てきたので、ちょっと痛かったです。


月経カップをいれた22時から約10時間で、月経カップには、半分いかないくらいの量の経血が溜まっていました。

 

それをトイレに捨て、月経カップを綺麗にアルコール綿で拭いて、手もきれいにして、また挿入しました。

 

1回目よりラクに挿入できました!

でも力入っちゃいますね。


そしてまだなんだか違和感あるけど……。

こうして無事に、月経カップを取り外せました。

 

次回は、月経カップでまさかの事態!?です。
どうぞお見逃しなく!

 

著者

医師 髙橋 怜奈 先生

産婦人科 | 産婦人科専門医


東邦大学医療センター大橋病院・婦人科在籍。産婦人科専門医。2016年6月にボクシングのプロテストに合格した世界初の女医ボクサー。TVや雑誌、WEBなどメディア出演多数。SNSを積極的に活用し、正しい医療情報を発信している。



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