うつ病の症状
うつの症状に気が付いたのは2018年の9月ごろでした。何もしたくない、何も楽しくない、涙が自然とこぼれてくる……。はっきりとした原因はわかりませんが、長女の夏休みの間、イヤイヤ期の次女との争い(?)が絶えず、精神的にも体力的にも疲れてしまったのかなと思います。
幼稚園も始まったし、少しゆっくりすれば良くなるだろうと思っていましたが、つらさは増していくばかり。何もしたくなく、子どもたちと楽しい時間を過ごすこともできませんでした。
テレビを1日に6時間
次女はアンパンマンやドラえもんのアニメを見ることが大好きです。でも見せすぎも良くないと思い、それまでは時間を決めて見せていました。
しかし、うつ病になってからは次女と遊んであげる気になれず、テレビばかり見せていました。外に出る気力もなかったので、公園遊びもあまり行けなくて毎日体力を持て余していたと思います。
夜ごはんはお惣菜中心
ごはんを用意することもおっくうで、なんとか毎日食べさせているという状態でした。ご飯にお惣菜に、作れてもお味噌汁。イヤイヤ期で好き嫌いもある次女と食卓を囲むこともすごく嫌でした。
自分はまったく食欲がなく、ただただ食べさせなくてはという義務感だけで動いていました。夜ごはんの時間が一番つらかったです。
すぐ寝室にこもってしまう
子どもたちはまだまだ甘えたい盛りで、なんでも私と一緒にしたいし、なんでも私と共有したい時期です。
そのため、本当に申し訳ないし、かわいそうだと思いつつ、2人の声をうるさいと感じてしまい、危険がないことを確認したうえで寝室にこもることが多かったです。長女は私が風邪で具合が悪いと思っていたのですが、すごく協力的で次女の面倒もよくみてくれました。
心療内科でもらった薬が効き始めるまで、このような状態は10日間ほど続きました。本当に自分が情けなくて、子どもときちんと接することができないことでさらに落ち込んでしまいました。今はしっかりと子どもたちとも向き合うことができています。不安で寂しい思いをさせてしまって本当に申し訳なかったと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/塩り
監修/助産師 松田玲子
著者:山本加奈子
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。