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90万人が涙した映画第3弾『ママをやめてもいいですか!?』が2月公開

90万人もの人が涙したドキュメンタリー映画『うまれる』。シリーズ第3弾になる『ママをやめてもいいですか!?』が2月に全国で順次ロードショーされます。ママのリアルな心を投影するドキュメント作品に共感すること間違いなしです!

映画『ママをやめてもいいですか!?』

 

累計90万人を動員したドキュメンタリー映画『うまれる』シリーズの第3弾、ママたちのリアルな子育て事情を描いたドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』が2月29日より全国で順次公開されます。内容に賛同したベビーカレンダーは映画に協賛し、公開に先立って行われた試写会にも参加。作品の魅力と上映後におこなわれた監督トークショーの模様をお届けします。

 

首がもげるほどうなずいてしまう「ママをやめたい」理由

映画『ママをやめてもいいですか!?』

 

『ママをやめてもいいですか!?』。映画のタイトルは衝撃的ですが、子育て中の人なら一度は“ママ”の立場から逃げ出したくなったことがあるのではないでしょうか? 

 

ドキュメンタリー映画『うまれる』シリーズの監督・豪田トモさんの最新作『ママをやめてもいいですか!?』は子育てに奮闘するママたちの日常を追った作品です。

 

「子どもは愛おしいけれど、離れたい」
「どうしてパパはママの大変さに気づかないの?」
「大変なのは今だけって言われるけれど、“今”助けてほしいんです」

 

日常を映し出しているからこそ、ママたちから飛び出す言葉は納得の嵐。いっこうに言うことをきかない子どもを怒りすぎてしまって、後から激しく反省するなんてこと……あるあるあるある!

 

4~5人に1人は予備軍!? さらにパパにも起こる産後うつ

映画『ママをやめてもいいですか!?』

 

子育てはもっと幸せであっていいはずなのに、ママをやめたくなる背景には何があるのでしょう? カメラがスポットを当てるのは産後うつや実母との関係性にトラウマを抱えるママたちです。

 

産後うつは妊産婦の10人に1人がなると言われていますが、多くの家族を取材してきた豪田監督は「産後うつと診断はされないけれど、“産後うつ傾向”になってしまうママは4~5人に1人の割合でいるのではないか」と感じているそう。ママに偏りがちな育児や家事の負担や夫婦間の溝、サポート不足といった事情が透けて見えるなか、さらに映画ではパパの産後うつにも言及しています。

 

パパが考える育児の範ちゅうには「収入を得て家族を養う」という社会的な責任も含まれています。そのプレッシャーからパパたちが妻の産後にうつになる割合は、実はママと同程度。上手くママの気持ちを汲んであげられない不器用なパパの姿は「そうじゃない感」が満載ですが、一方で家族を支えたいという愛情も映し出されていました。

 

子どもを抱きしめられないと悩むママの過去

映画『ママをやめてもいいですか!?』

 

終盤は、思春期手前の11歳の長女との親子関係に悩むママ・トシエさんが登場。無条件で子どもを受け入れたり、抱きしめたりすることができないと苦しむトシエさん自身、自分の母親から抱きしめられた記憶がありませんでした。トシエさんの母親は高校のときに蒸発し、それ以来、人を頼ることができなくなったと言います。

 

ママをやめたくなる気持ちの裏側には、自らの心の内に潜んでいた家族の課題も横たわっています。

 

「子どもたちに自分は母親から愛されなかったという気持ちを抱かせたくない、わが子に愛情を伝えたい」――そんなトシエさん親子の姿は、わが子だけでなく、実親との関係に悩むママたちに光を与えるのではないでしょうか。
 

子育ての環境をよくしたいとの思いから映画化を決意

映画『ママをやめてもいいですか!?』のトークショー

 

上映終了後の豪田監督によるトークショーでは、映画の企画意図や日本の子育て環境などについての解説がありました。

 

「孤独感を抱えながら育児をすることは、うつや自殺、子の愛着障害や虐待といった重大な問題につながる可能性があります。ママの不安に寄り添う映画を作ることで、子育て環境を変えたいと思いました」

 

もともとは動画配信用の短編作品を考えていたけれど、撮影を進めるうちにママたちが抱える苦しみを知り、自ら3,000万円を投じて映画化を決意。ママだけでなくパパも含むすべての親に共感してもらえるように、テスト試写を繰り返したと話します。

 

「テスト試写後のアンケートでは、登場するパパたちへの評価がボロボロだった(笑)。それだとたしかにママたちの共感は得られるけれど、夫婦の分断を深めてしまいます。パパのインタビューを増やすなどして、ストレス発散で終わらせない夫婦の理解を深められる作品にしました」

 

 

鑑賞後の感想は「やっぱり子育てをしているだけでママは偉い!」ということ。共感からたくさんパワーをもらうことで、家族を見つめる視線が優しくなっていることに気づくはずです。映画『ママをやめてもいいですか!?』は、「赤ちゃんの泣き声はBGM」というコンセプトのもと、少し音を大きくして(赤ちゃんが泣いてもOK!)、少し明るくして(後ろに立ちたくなったら立ち見でもOK!)の「ママさんタイム」上映を映画館で予定しています。「赤ちゃん連れで映画館に行くのはちょっと……」というママでも、この映画なら気兼ねなく行けると思います。ママ友も誘って映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

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