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受診の目安になるから知っておきたい!赤ちゃんの熱の正しい測り方は?【小児科医がレクチャー】

発熱はさまざまな病気のサインのことがあります。赤ちゃんの普段の体温がどのくらいなのかを知っておくことで早めに察知することができます。とはいえ、赤ちゃんは体温調節機能が未発達で体温が変動しやすいもの。その上、小さくてよく動くため体温を正しく測るのは難しいですよね。実は赤ちゃんの熱を正しく測るためにはちょっとしたコツがあるんです。今回は、三石先生に正しい、体温の測り方を教えてもらいました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師三石 知左子 先生
小児科 | 葛飾赤十字産院院長

東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。
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熱の測り方

1)赤ちゃんは体温調節機能が未発達で体温が変動しやすいため、安静時に測るようにします

 

2)朝起きてすぐ・泣いたあと・授乳後やごはんを食べたあと・お風呂上がりなどは正しく測れない場合がありますので、注意しましょう

 

3)赤ちゃん用の体温計はいろいろありますが、必ずしも赤ちゃん専用のものを購入する必要はありません

 

4)大人が使用しているわきの下で測る電子体温計でも、1分程度で計測できる物もあるので、赤ちゃんの熱を測ることができます

 

5)赤ちゃんがわきの下に汗をかいている場合は、乾いたタオルでやさしく拭きます

 

6)体温計を鉛筆を持つようにして持ち、先端を赤ちゃんのわきの下のくぼみの真ん中に当てます

 

7)体温計を押し当てるようにして、赤ちゃんのわきを閉じます。このとき、赤ちゃんのお洋服を挟み込まないよう注意しましょう

 

8)電子音がするまでそのまま固定しましょう

 

9)使用した体温計は除菌シートなどで先端を拭いてからケースにしまうようにしましょう

 

10)平熱を、朝・昼・晩の安静時に、3日連続で計測し、その平均で割り出しておくと目安になります

 

11)体温計の数値だけではなく、顔色や活気、背中を触ったときの温かさなども気にかけてくださいね

 

熱の測るときのポイント

●平熱を知るためには、測る時間は同じ時間帯に。食後やお風呂上がりなどは避けましょう

 

●汗などを拭き取って、しっかりと脇のくぼみに当てましょう

 

●体温だけでなく、背中やを触ったり、顔色を見るなど赤ちゃんの全体の様子を確認しましょう

 

 

ただし、熱が低くても病気が隠れていることもあります、食欲がなかったり、いつもと様子が違うなどママが見ておかしいと思ったら、小児科を受診してくださいね。また、赤ちゃんが生後3カ月未満で38度以上の発熱がある場合は、他の症状の有無に関係なく、夜間・休日にかかわらず必ず受診しましょう。

 

 

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