もったいない!きれいな女性の手肌に驚き
容姿端麗、化粧もじょうず。すてきな50代の女性だなと思っていたら、差し出された手を見て「あれ? この人は何歳なのだろう?」と思った経験が私にはあります。その手はカサカサで、関節部分などは白く粉を吹いていました。とうに還暦を過ぎた手にしか見えなかったのです。すてきな女性に変わりはないのですが、手肌がきれいならもっとすてきなのに……と勝手ながら思いました。
もっとも働き者の手という観点からは、申し分はありません。ただ、センスの良い服やツヤのあるルージュとは不釣り合いな印象を受けました。私の好きな小説家は、手を見て恋をしたとエッセイにつづっていました。手は顔と同じく、人から見られる体の一部ということなのでしょう。実際に人の手を見てみると、案外と手は多くを語っていることに気付かされました。
保湿の前はしっかり水分を拭ってから!
手肌のケアは大切だと感じ、テレビやラジオ、雑誌、知人のアドバイスなどから自分にできるケアを抜粋して取り組んでいます。手肌のケアで大切なことは、「保湿」だと言われています。保湿をするにはハンドクリームを塗ることになりますが、その前におこなうべきことが手肌についた水気をしっかり拭い取ることだそうです。水気が残っていると、ハンドクリームの保湿効果が十分に発揮できないとのこと。指と指の間や爪の周り、関節など水気をしっかり拭い取ります。拭うときは強くこすると肌荒れの原因になるので、やさしく丁寧に。
水気を拭い取ることができたら、ハンドクリームを塗布します。ハンドクリームは保湿効果のあるものがいいですが、成分うんぬんよりもまずは塗布することが大切ということです。好みの香りを選んで、気分を上げていくのも良いと思います。私は保湿効果も香りも申し分のないTHE BODY SHOPの「ハンドクリーム シア」を使っています。シアはエキゾチックな香りがします。
面倒くさがり屋でもできる!2つの手袋を使ったケア
家事や育児に追われていると、ひと手間をかける余裕がなかなかないのですが、そんな私でも実践できているのが2つの手袋を使ったケア。まず1つ目は、水仕事のときに使用するゴム手袋です。会社の同僚が「手荒れ対策で、必ずゴム手袋をする」と話していたのが発端です。
そして、もう1つはある女優さんがおすすめしていたテクニック。たっぷりとハンドクリームを塗布してからはめるゴム手袋。ゴム手袋をはめた状態で、湯を使います。するとスチーム効果が期待でき、ハンドクリームがより一層手肌に浸透するそうです。たしかに、肌がしっとりするのを実感しています。
また、寝るときには綿製の手袋をするのも効果的でした。私が使用しているのは、白十字から販売されている「FC綿手袋」。商品説明に「ハンドクリームとの併用に最適です」と書いてあったのが決め手になりました。コスパが良く、200円でお釣りが来ます。十分にハンドクリームを塗布して、綿製の手袋をはめて寝る。これだけなのですが、効果を実感しています。翌朝の少しプルンとした手肌に微笑んでしまいます。
まとめ
最近では、手肌をきれいに見せるハンドクリームや男性化粧品が販売され、美しくあることがマナーであるかのような風潮を感じます。しなくてはいけないことが山積しているから自分の美容になんて手が回らないではなく、自分にできる範囲のひと手間をかけることで、自分に向き合う余裕を作ることができました。
ハンドクリームの塗布にひと手間加えて、手肌の潤いを保つことに成功しています。いつも潤いのある手肌でいたいので、私はこれからもひと手間を続けていこうと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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取材・文/瀬戸 瑤子
四十路を迎えたあたりから感じている体力や容姿の衰え対策は、「自分にできる範囲で無理をしない」をモットーに取り組んでいる。10年後も、保護猫出身の愛猫たちと笑顔で過ごしていることが目標。
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