つらさをわかってもらえない!
「毎日毎日、原因不明で泣きわめくわが子にうんざりすることがある」とパパに訴え続けていた私ですが、「わかってもらえていない」と感じることが多々ありました。
なぜなら、私と2人きりでいる日中は泣き続けている時間が長いのに、パパが家にいる休日はご機嫌でいることが多いからです。たくさんおしゃべりをしたり、おもちゃで遊んだり、すっかり「おとなしい子」になってしまうのでした。
パパのほうが好きなの?
こんなに毎日一生懸命お世話しているのに、ママよりもパパのほうが好きなのかな? と落ち込んでしまうこともありました。そう感じてしまうことをパパに伝えると、「赤ちゃんに振り回されず、もっと気軽に構えたら?」とのこと。
そんなことを言われても、おっぱいは足りているか、おしりはかぶれていないかなど、自分がちゃんと見ていなければ赤ちゃんにもしも一大事があったときに気がつけないじゃない! と憤慨したこともあります。
支援センターの先生の言葉に納得
ある日、よく遊びに行く子育て支援センターの先生に「自分と2人きりだと泣いてばかりなのに、パパが一緒にいるとご機嫌なんです」と何気ない会話のなかでこぼすと、「パパがいるとママが安心しているから、赤ちゃんにはそれがわかるんだろうね」と言われました。目から鱗が落ちた思いでした。
たしかに2人きりでいると、泣けば「どこか痛いんじゃないか?」、眠れば「ちゃんと息しているかな?」と、不安がよぎることがたくさんあるなとそのとき気づいたのです。
赤ちゃんと1対1だと「自分がしっかりみていなければ」という気持ちが強くなって、気づかないうちに緊張をしていたのだと思います。自分にとってもわが子にとっても、やはりパパの存在は大きいなと感じた出来事でした。
著者:銀鏡あゆみ/女性・ライター。2児の母。生まれ育った町で、自身の父母、祖母、夫、子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材や撮影、執筆を行うライター。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています