私には6歳と2歳の娘がいます。子どもたちとずっと一緒に過ごしていると、四六時中、子どもの「〇〇とって」「〇〇して」などの要求に応えている気がしていました。そこで少しでも自分の生活がラクになるよう、私は子どもたちが少しずつ自分で自分のことをできるように3つの工夫をしてみました。
ゴミを捨てやすくするための工夫
子どもたちがおやつを食べたあとは、いつも机の上にお菓子のパッケージが散乱。私は毎日「食べて終わったら捨てなさい」と声をかけたり、自分で片付けたりしていました。なぜ自主的に片付けてくれないのだろうかと子どもたちを観察していたら、ゴミ箱の場所が悪いことに気がつきました。
当時わが家のゴミ箱はキッチンのみにあり、子どもたちがおやつを食べるダイニングテーブルから離れた場所にありました。しかもフタがついていたため、子どもにはゴミを入れづらかったよう。それならばとポリ袋をスタンドにセットするタイプの小さなゴミ入れをテーブルの上に置いておいたところ、自分たちでゴミを捨てるようになりました。
子どもが自分で片付けられるようになるための工夫
ゴミを放置する以外にもおもちゃを片付けないことにも困っていました。特に次女がうまく片付けることができなかったのです。そこで、2歳の次女でも片付けがしやすいよう、次女のおもちゃは細かく整理して片付けることをやめ、「ブロック」「お人形」「その他」とざっくり仕分けして、大きめの箱に入れてもらうことに。
ブロックとお人形を入れる箱にはそれぞれブロックとお人形の絵を貼り付けておきました。この方法はわかりやすかったのか、以前よりは自分で片付けができるように。
着替えを選びやすくするための工夫
次女は自分が着たいものがはっきりとしているため、私が着る服を用意しても「これじゃない」と言い、着てくれませんでした。「じゃあこれは?」と次々に持ってきてもお気に召さないことも。そのころ、次女の衣類は次女が見えない高さの引き出しに入っていました。
自分で選んでもらったほうが早いと気がついた私は、次女の服を1番下の引き出しに移動。そして、上下とも柄などをなるべく選ばないよう、柄と無地で違う整理ボックスに分け「この箱から上に着るものを選んだら、こっちの箱から下に着るものを選ぶんだよ」といった具合に教えました。自分で着る服を選ばせるようになってから朝の支度が格段にラクに!
今回、物の置き場やしまう場所を見直すにことにより、私が子どものフォローをしなければならない場面が少し減りました。子どもができないことを代わりにしてあげることも大切ですが、自主的に子どもが自分のことをできるような工夫をしてあげるのも大切なことだと感じました。
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イラスト/塩り
監修/助産師REIKO
著者:小川恵子
6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。