※コロナ禍前の体験談です。
突然ママを襲った頭痛! 心配する長男…
当時4歳だった長男がインフルエンザに感染し、私と2人で自宅にいたときのことでした。長男と一緒に遊んでいたら、突然私の視界にチカチカしたものが浮かび始めたのです。これは頭痛が来る!と思い横になったものの、時すでに遅し。
数分後には、頭が割れるような頭痛に襲われていました。のたうち回る私の横で、ひたすら私の心配をする長男……。「ママは頭が痛いんだ」と伝えると子どもなりにわかってくれたようで、時折「ママ大丈夫?」と話しかけてくれました。
嘔吐を繰り返し、119番!
頭痛に襲われてすぐに、私は自宅にある常備薬を確認しました。授乳中だったころに病院でもらった痛み止めがありましたが、頭痛がひどすぎてお薬手帳を確認することもできません。何錠飲めばいいのかもわからないまま、とりあえず1錠だけ飲みました。しかし状況は変わらず、ついに嘔吐を繰り返し始めたのです。
タクシーを呼んだとしても自力で歩ける自信がなく、さらにインフルエンザの長男も一緒……。頭の血管が切れるのではと思うほどの頭痛に耐えかね、ついに119番へ電話をしました。
救急車に同乗した長男は病院で…
救急要請して間もなく、自宅に救急車が到着しました。そのまま近くの大きな病院へ搬送され、強めの鎮痛剤と点滴で一気に回復! 閃輝暗点(せんきあんてん)という症状だったそうです。インフルエンザの長男は、看護師さんと一緒に感染症用の個室で夫が来るのを待ってくれていました。
長男は初めて乗る救急車に興奮していたようですが、私は長男のことが心配でたまりませんでした。間もなく仕事を早退した夫が保育園へ長女を迎えに行き、そのあと病院に迎えに来てくれて無事4人で家路につきました。
長男と2人きりのときに救急搬送されて思ったことは、持病があるなら常備薬を揃え、容量・用法を把握しておくべきだということ。今でも片頭痛に襲われることはありますが、早めに鎮痛剤を飲んで対処しています。また、子どもなりにママを心配してくれるやさしさを感じられ、長男の成長に触れられた出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラストレーター/さくら
監修/助産師 松田玲子
著者:河津明香
2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。