出産予定日の1週間前、長男の運動会で少し張り切りすぎてしまい、次の日に足がパンパンにむくんでしまいました。むくみが治まらずに運動会2日後に陣痛が起き、そのまま分娩室へ向かうことに。
いざ出産のときを迎えましたが、いきんでもいきんでも赤ちゃんの頭が見えるだけで赤ちゃんが出てきません。そこで提案されたのが会陰切開でした。そんな私が経験した会陰切開やその後について紹介します。
実際に会陰切開を受けたときは?
赤ちゃんの頭が見えている状態のまま出産が進まなくなったとき、会陰切開を提案されました。むくみがひどく、自分自身もいきむ体力が残っていなかったため、すぐにお願いしました。
切開前に局部麻酔をしたので痛みはありませんでしたが、はさみでジョキンジョキン切られた音は鮮明に覚えています。
会陰切開後の縫合は?
会陰切開をするとすぐに赤ちゃんが生まれました。会陰切開の縫合前に、赤ちゃんを胸に乗せてもらい、抱っこをした記憶があります。対面後、赤ちゃんは計測や着替えのため連れて行かれ、私自身は傷を縫合することになりました。
縫合も麻酔のおかげで痛みはほとんどありませんでしたが、糸がスルスル通っている感覚があり、とても違和感がありました。麻酔が切れると痛みを感じるようになり、痛み止めを処方してもらいました。
会陰切開後の症状や産後は?
会陰切開の縫合には溶ける糸を使用していたため、抜糸はありませんでしたが、傷口のチェックがありました。傷の腫れなど異常がなければ、出産の24時間後にはシャワーに入れました。
会陰切開後の違和感でトイレに行くのが怖くなりましたが、トイレに行かないわけにもいきません。トイレのあとは傷口の消毒が必要で、その指導も受けました。数日は会陰部の違和感がありましたが、退院後2週間健診まで、特に注意することはありませんでした。
出産前の会陰切開に対する想像が大きすぎて、実際の会陰切開ではあまり怖さを感じませんでした。むしろ、会陰切開のおかげで赤ちゃんが元気に無事に生まれてきたので、切開してくれてよかったと感じています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/ののぱ
監修/助産師REIKO
著者:手塚みく
三兄弟の母。義父母と同居し、異母兄弟の母として毎日奮闘中。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆をおこなう。