新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う緊急事態宣言発令をきっかけに、急きょ2人目を出産するため、1歳7カ月の息子を連れて兵庫から長崎の実家に帰省しました。
緊急事態宣言発令中での里帰り
新型コロナウイルスが感染拡大し、緊急事態宣言が全国に出されている時期だったので、パパは長崎に来ることも産院への面会もできませんでした。帰省し息子と公園に遊びに行った際、息子はパパと遊んでいる同年代の子を寂しそうに眺めていました。
私が遊んであげたい気持ちはあったのですが、妊娠9カ月の私にできることは限られており、息子と存分に遊んであげることができずにつらい思いをさせてしまったなぁと思います。
面会・立ち会いができない出産
私が出産する産院では、感染予防の観点で、立ち会い出産も面会も禁止されていました。陣痛が来たのが息子が寝静まった夜だったので、朝起きた息子が私を探していたと聞いたときは心が痛みました。
おじいちゃん・おばあちゃんはいますが、やはりパパもママもいなくなってしまうと心細かったでしょうし、寂しい思いをさせてしまい申し訳なかったです。
息子と1週間ぶりの再開
私が入院中、息子は実家で泣くこともなくお利口に過ごしているということを母からLINEで聞いており、意外と大丈夫なのかなと少し寂しく思っていました。
しかし、退院時に満面の笑みで走ってきた小さな息子の姿を見ると、やはり寂しい思いをさせてしまい我慢させていたのだと思いました。
退院してからの息子との関わり
最初、息子は赤ちゃんへの対応におどおどしてしまい、近寄ることもありませんでした。それよりも、久しぶりに会った私に甘えたくて、赤ちゃんよりも自分を抱っこしてほしいというそぶりを1週間ほどしていました。
しかし、2週間ほどしたころ、赤ちゃんが泣いていると頭をなでる動作を見せるようになり、少しずつ息子なりに成長しているのだなとうれしくなったものです。
新型コロナウイルスの影響は大きく、1歳7カ月のまだまだ甘えたい時期の息子にたくさん寂しい思いをさせて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。寂しい思いをさせた分、下の子のお世話もありますが、時間の許す限りしっかり向き合ってあげようと思った体験でした。
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イラストレーター/Michika
監修/助産師 REIKO
著者:岡本里沙
1歳の活発な男の子の母であり、現役の歯科衛生士。自分自身の経験と育児について執筆している。
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