娘が生後11カ月のころ、転んで口の中を切ってしまいました。みるみる血が出てきて、夫婦で大慌て。しかもタイミングが悪く、ちょうどお盆で病院がどこも閉まっている期間でした。そのとき、子ども医療電話相談(#8000)に電話し、翌日に病院へ連れていくまでの体験談です。
お風呂上がりに出血で大慌て!
娘が生後11カ月のころ、つかまり立ちをするようになった時期のことでした。娘がお風呂上がりの保湿や着替えを終え、いつものようにテレビ台につかまり立ちをしていると……。ガンッ!と音をたてて転んでしまったのです!
慌ててそこにいた夫がかけ寄ると、大泣きしている娘の口の中から血がだらり。血が多すぎてどこから出血したのかわからないくらいで、私たち夫婦は血の気が引きました。
お盆というバッドタイミング
いつもならまだ病院に駆け込める時間でしたが、このときはお盆でほとんどの病院がお休みの期間。とりあえず応急処置として、清潔なガーゼタオルで血を拭いて、出血したと思われる場所を夫が押さえました。
そして私はスマホを片手に、冷蔵庫に貼っておいたメモを手に取りました。何かあったときのためにと、地域の夜間救急などの連絡先一覧を作って貼ってあったのです。その一覧のなかから、子ども医療電話相談(#8000)に電話しました。
指示をもらって少し冷静になれた
#8000に電話をすると、「出血部位を乾いたガーゼで15分押さえて」「再出血する可能性があるから夜の授乳を避けて」「明日歯医者さんに連れていって」と指示をもらいました。そして言われた通りに、泣いている娘を押さえながらガーゼで出血した場所を15分押さえました。
その間に、痛みが引いてきたのか娘もだんだん落ち着いてきて、私たち夫婦もひと安心。夜は添い乳で寝ていたのですが、この日は抱っこで寝かしつけをしました。
翌日、お盆でもやっていた歯医者さんへ
夜のうちに夫がお盆でも営業している歯医者さんを見つけてくれて、翌日そこを受診することに。娘自身は翌日にはケロリといていて、おっぱいも問題なく飲んでいましたが、「もし歯が折れていたらどうしよう」とずっと心配でした。
受診後、歯医者さんから「大丈夫」とお墨付きをもらってやっと緊張がとけました。切れたのは上唇小帯という、切れても問題のない場所だったようです。
この出来事で、普段から何かあったときのことを想定して準備しておくことの大切さを実感しました。特にお盆や年末年始、旅行先といった、普段と違う状況の場合は事前に対応可能な病院などを調べるようにもなりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:水田 真理
アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。